30分で分かるキングダムハーツのストーリー①(KH1/KHCOM/KH2/KHDays)

こんにちは。

2022年3月でキングダムハーツは第1作発売から20年を迎えます。先日20周年に向けて様々な発表がありましたが、最も大きかったのは大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALへの主人公ソラの参戦でしょう。Switchでこれまでの作品が遊べるようになることも発表され、今ならまだ追いつける!とキングダムハーツをやり始める方もいるかもしれません。

とはいえキングダムハーツはオリジナルストーリーが重視された作品であり、これまで10作ほど発売されているシリーズのストーリーを追うのは簡単ではありません。今回はこれまでのシリーズのストーリー(あらすじ)を、超ざっくりまとめたいと思います。

ちなみにこれまでも何度かストーリーまとめの試みはあったのですが、結局書いていると膨大になってしまって続けられていませんでした。今回のスマブラ参戦の発表があってからキングダムハーツ1のストーリーまとめという記事の閲覧が増えているので、需要があるのかなと思いまとめてみます。今回はKH1、KHCOM、KH2、KHDaysの4作品です。

そもそもキングダムハーツとは

キングダムハーツは、ディズニーとスクウェア・エニックスが共同で製作しているアクションRPGです。主人公の少年ソラが仲間とともにディズニーの世界を冒険しながら、闇の勢力が起こす世界の問題を解決していきます。ディズニーワールドでは原作や原作から派生したストーリーが展開され、それらを繋ぐ形でオリジナルのストーリーが展開されます。ディレクター野村哲也氏によってファイナルファンタジーのような世界観が盛り込まれ、第1作のラスボスがオリジナルキャラクターであったことから徐々にストーリーが複雑化していき、なかなか追うのが難しくなっているというわけです。

ストーリーはムービーベースで進んでいきます。このムービーが非常に長く1本のゲームに最低でも20時間ほどのプレイ時間が必要になるため、今から全てのゲームをプレイしてストーリーに追いつくのがなかなか難しくなっています。また、ナンバリング作品は3作品しか無いものの、相互が複雑に絡み合い、ナンバリング作品以外はPlayStation 2以外のハードで展開されたためプレイしにくくなっていましたが、キングダムハーツ3の発売に合わせてほぼ全ての過去作がPS4で遊べるようになったほか、先述の通りSwitchでもほぼ全て遊べるようになるということで、新規にも嬉しい環境が整いつつあります。

とはいえやはり全てをプレイするのは難しいので、ストーリーだけでも分かるようにまとめよう、というわけです。


キングダムハーツは後から明らかになった事実による伏線回収が多く、それがストーリーが複雑なキングダムハーツシリーズの醍醐味になっているので、発売順に書いていこうと思います。その作品の時点で明らかになっている事実しか書いていないつもりなので、ここの作品まで知りたい、という場合でもネタバレは無いようになっていると思います(いつ明らかになったか記憶は曖昧なのでネタバレがあったらすみません)。

画像について

ゲーム内の画像の引用は難しいので、画像を引用しているKingdom Hearts Wikiというファンサイトへのリンクを各作品のタイトル部分に張っておきます。キャラクター等も知らないので見たいという方はご覧ください(Wikiの本文は背景まで含めたネタバレになっているのでご注意ください)。

解説について

文章中で全ての要素に触れるのは不可能なので、下線を引いた部分について別で解説を入れています。シリーズを通して重要になる要素です。

KINDGOM HEARTS

キングダム ハーツ
2002年3月28日発売

デスティニーアイランドのソラ、リク、カイリは、ある日島が闇に飲まれ外の世界へ飛ばされてしまいます。ハートレスを前にしてキーブレードを手に入れたソラは、ドナルド、グーフィーと出会い、リク、カイリ、そして失踪した王様ミッキーを探しながら、世界の心の鍵穴を閉めて闇の侵食から守る旅を続けます。リクは世界征服を企むマレフィセントに拾われた後、心の弱さを付け込まれ闇に堕ちてしまいます。

闇の中心を目指す闇の探求者アンセムは、マレフィセントを使って鍵となるセブンプリンセスを集めており、カイリはその1人でした。カイリは島でとっさに心をソラの中に隠していましたが、ソラが自らの心をキーブレードで解放したことで目覚めます。カイリの力で闇に堕ちずに済んだソラは闇の中心へ向かったアンセムを追いました。劣勢となったアンセムは闇の扉を開けますが、闇の奥の光を信じたソラの言葉で光が差し込み、アンセムは消滅するのでした。

闇の放出を防ぐため扉を閉じ鍵をかける必要がありますが、扉の向こうの闇の世界にはアンセムに身体を乗っ取られていたリク、そしてミッキーがいました。カイリのことを託され、扉の鍵を閉じたソラでしたが、島には戻らず3人でリクとミッキーを探す旅を続けるのでした。

解説

島が闇に飲まれ
鍵穴から闇が侵入し世界の心を闇に奪われると、その世界は闇の世界に飲み込まれ住人は別の世界へと飛ばされてしまう。
ハートレス
心の闇が具現化した魔物。心が闇に堕ちたり肉体を離れたりするとハートレスとなり、本能で心を襲って増殖していく。
キーブレード
選ばれた者のみが使える伝説の武器。奪われた心を解放したり、あらゆる鍵の開け閉めができたりする。
失踪した王様ミッキー
ディズニーキャッスルを治めるキーブレード使いで、世界の異変を察知し手紙を残して行動を始めていた。キーブレードに選ばれることになるソラを導き、自らは闇の世界に入って扉を閉めることになる。
マレフィセント
世界征服を企んで元いた世界を飛び出し、闇を支配するためホロウバスティオンを占拠しセブンプリンセスを集めていた。
闇の探求者アンセム
ホロウバスティオンで心の研究をしていた賢者。闇に魅了され自ら肉体を捨て闇の存在となった。
セブンプリンセス
純粋な光の心を持つプリンセス。7人のうちカイリ以外はディズニープリンセスとなっている。
ソラが自らの心をキーブレードで解放
鍵穴を閉じるためには鍵穴を完成させる必要があり、カイリの眠りが阻害していた。これにより心が肉体を離れ、ソラは一時的にハートレスになってしまう。しかしカイリの力によって例外的にすぐ肉体を取り戻し復活することができた。
闇の扉
全ての世界の心の集合体であるキングダムハーツへ繋がる扉。世界を照らす光である真のキングダムハーツは闇の奥で眠っているとされているが、これを手に入れれば世界を支配できると言われている。

シリーズのタイトルにもなった「キングダムハーツ」は、ストーリーの中で何度も登場するもののその実態は未だに不明点が多い謎多き概念になっています。

KINGDOM HEARTS CHAIN OF MEMORIES

キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ
2004年11月11日発売

ソラたちは黒コートの男に導かれ忘却の城を訪れます。そこは階を上がるほど記憶を失っていく不思議な城でした。ソラは自身の記憶から作られた世界を旅しながらナミネという少女を思い出し、徐々にカイリの記憶がナミネに置き換わっていきます。そこに現れたリクからナミネがこの城に囚われていると聞きますが、実はそのリクは黒コートの集団により生み出されたレプリカで、リク=レプリカもソラ自身も嘘の記憶によりナミネを守ろうとしているのでした。しかしソラはそれでもナミネを守ろうと決意し、最上階で最初に出会った黒コートの男、マールーシャと対峙します。マールーシャは自らが属する機関の乗っ取りを狙って、ナミネの力で記憶を書き換えることでソラを操り人形にしようと企んでいましたが、ソラに敗れ消滅します。

ソラは元の記憶を失うか城での記憶を失う代わりに元の記憶を取り戻すかをナミネに迫られ、元の記憶を取り戻すことを選びます。それはナミネを忘れることを意味しますが、いつかナミネにお礼を言うことを約束して眠りにつくのでした。

一方のリクは闇の中で眠り続けることを拒み、城の最深部で目覚めます。心の中に残ったアンセムに導かれるように城を進み闇への耐性を付けたリクは、本当の自分になるために勝負を仕掛けてきたリク=レプリカを倒します。リクは合流したミッキーやDiZと名乗る謎の男に導かれ自らの中のアンセムと決着を付け、DiZに渡された黒コートを着てソラを見守る陰の者として歩んでいくのでした。

解説

ナミネ
ソラやソラに連なる者の記憶を操作できる魔女。その能力のため機関に囚われていた。
黒コートの集団
機関と呼ばれる組織の一部で、城の管理を任されていた。実は裏切りを企む者を始末するための機関の作戦だった。
レプリカ
人形に記憶や心を植え付けた人間のコピー。機関のメンバー、ヴィクセンが作っていた。
ナミネにお礼を言うことを約束
記録係として旅に同行するジミニー・クリケットのメモに「ナミネにお礼を言う」と記した。
心の中に残ったアンセム
実はDiZがアンセムの姿で誘導している場面と、本当のアンセムと対峙する場面とがあった。
黒コート
機関メンバーも着ているフード付きのコート。闇からの侵食を防ぎ、正体を隠すことができる。

タイトルは「記憶の鎖」と訳すことができますが、キングダムハーツの世界観での記憶が鎖のようなもので、繋がりが切れると自分だけでなく相手からも自分を思い出せなくなるという性質があることを表しています。2007年に「Re:Chain of Memories」としてリメイクされ、以降のリマスター作品ではこちらが収録されています。

KINGDOM HEARTS II

キングダム ハーツ ツー
2005年12月22日発売

トワイライトタウンの少年ロクサスはアクセルという男に出会い、機関へ戻るよう言われます。何の記憶もないロクサスはナミネに導かれ、ロクサスはソラのノーバディであり機関のメンバーで、ソラの記憶を元通りにするにはソラに同化しなければならない、そのために記憶を消されデータ世界で過ごさせられていたことが明かされます。ロクサスは憎しみに震えますが、最後はソラに帰ることを選びソラが目覚めるのでした。

目覚めたソラはイェン・シッドを訪ね、XIII機関の企みから世界を守るよう頼まれます。世界を回りハートレスとノーバディ、そして機関のメンバーを倒しながらレイディアントガーデンでミッキーと出会い、最初の旅で倒したアンセムは本物の賢者アンセムではなく弟子のゼアノートのハートレスであったこと、機関のトップがゼアノートのノーバディのゼムナスであること、リクが無事でいることを聞きます。サイクスには機関の目的が解放された心を回収してできる人工のキングダムハーツを使って心を得ることであると告げられ、ソラは闇を倒す自らの旅が機関への協力になってしまうジレンマに陥りますが、世界征服の思惑が重なり機関と対立するマレフィセントに背中を押され、機関を倒すため旅を続けるのでした。

カイリは島に現れたアクセルにさらわれてしまいます。一方のソラもロクサスについて知り、データ世界のトワイライトタウンを経由して機関の本拠地へ向かいますが、その過程でアクセルと出会い親友のロクサスに会うためにソラをおびき寄せたかったと告げられ、アクセルは罪悪感からソラを助け自らは消滅します。その後ソラはリク、カイリと再会を果たし、3人でキーブレードを使って戦います。リクは機関メンバーを装いながらソラを手助けしていたこと、またロクサスとナミネはそれぞれソラ、カイリのノーバディであることを知り、またDiZは復讐に囚われた賢者アンセムだったことが明かされます。

完成間近のキングダムハーツは賢者アンセムの装置により破壊され、機関で1人残されたゼムナスはキングダムハーツと融合し力を得ますが、ソラとリクに敗北し消滅します。闇の世界に取り残された2人でしたが、カイリのボトルメールが流れ着いたことで光への扉が開き、2人はついに島に帰ることができたのでした。

解説

ノーバディ
強い心の持ち主から心が離れたときの肉体と魂の生まれ変わり。多くは魔物の姿となるが稀に人の姿を保つ。
イェン・シッド
元キーブレード使いでミッキーの師匠。引退後は世界を俯瞰し光の勇者を導いている。
XIII機関
機関の正式名称。13人のノーバディで構成されるためこう呼ばれる。
レイディアントガーデン
かつて賢者アンセムが治めていた世界。闇の探求者アンセムとマレフィセントに乗っ取られ、ホロウバスティオンと名前を変えていた。
ゼアノート
賢者アンセムの弟子。心の研究で闇に取り憑かれ、賢者アンセムを闇の世界に追放したあとアンセムの名を騙って研究を続け、闇を目指すため肉体を捨てた際に闇の探求者アンセムとゼムナスが生まれた。
解放された心を回収してできる人工のキングダムハーツ
人の心のキングダムハーツと呼ばれる。キーブレードを使って解放された心は持ち主に帰るが、機関がそれを横取りし集めていた。
親友のロクサスに会うためにソラをおびき寄せたかった
アクセルはソラを再びハートレス化すればロクサスと再会できると思っていた。
3人でキーブレードを使って
キーブレードは心の強いソラを選んだが、本来選ばれし者であるリクも闇を克服したことでキーブレードが使えるようになった。カイリが使える理由、リクが選ばれし者であった理由は後の作品で明らかになる。
カイリのボトルメール
ナミネの記憶操作によりソラを思い出せなくなっていたカイリが、その誰かに宛てて書いた手紙。島から海に流していた。

KINGDOM HEARTS 358/2 Days

キングダム ハーツ スリー ファイブ エイト デイズ オーバー ツー
2009年5月30日発売

生まれてからの記憶が無いロクサスはトワイライトタウンでゼムナスに拾われ、機関の13番目のメンバーとなりました。キーブレードが使えるため機関の目的には重要な存在であり、アクセルが教育係となり日々ハートレスを倒すミッションをこなします。ロクサスが機関に加わって7日目、14番目のメンバー、シオンが加わりました。シオンもキーブレードを使うことができるという境遇からすぐにロクサスと打ち解け、3人は親友になるのでした。

ある日アクセルを含む機関の一部メンバーが忘却の城へ行くことになります。ロクサスはソラの記憶操作により一時昏睡状態となりますが、目覚めるとアクセルを除く忘却の城のメンバーは消滅していました。ゼムナスが機関の乗っ取りを企むメンバーを城へ送り、アクセルに抹殺させていたのです。一方ロクサスもソラの夢を見るようになり、自身の存在やキーブレードが使える理由について疑問を持ち始めていました。シオンも偽機関員の討伐任務でリクと出会い、自身の出生について考えるようになります。たどり着いた答えは自身がレプリカ計画により生み出されたソラのコピーであり、機関の目的のためにソラの力を吸い取る存在であるという残酷なものでした。

アクセルも真実に気づき3人の間に距離ができ始めます。シオンは機関を抜け出し一度は連れ戻されるものの、ゼムナスによりロクサスを取り込むようプログラムし直されます。ロクサスは自身の正体を知りながら教えてくれないアクセルのことも信じられなくなっていくのでした。ソラの姿に変わったシオンと対峙したロクサスは何とか打ち勝ちますが、シオンは消滅し2人の記憶から消えてしまいます。ロクサスは自身やソラについて知るためアクセルの制止を振り切って機関を離れますが、そこで出会ったリクに敗れてDiZの元に運ばれ、データ世界のトワイライトタウンで最後の夏休みを過ごし始めるのでした。

解説

偽機関員
黒コートを着て暗躍する存在は機関も認識していた。リクはソラの記憶の回復を邪魔されないよう行動していたのである。
レプリカ計画
XIII機関が忘却の城で進めていた計画。ソラのキーブレードの力を機関メンバーのヴィクセンが作ったレプリカにコピーすることで機関に従順なキーブレード使いを手に入れようとしていたが、マールーシャによる裏切りやヴィクセンの消滅、シオンが自我を持ったことで頓挫した。
ロクサスを取り込むようプログラム
この頃には機関はシオンとロクサスのどちらかがいればいいと考えるようになった。しかしシオンが消滅、ロクサスはソラに帰ったため、機関はキングダムハーツ完成のために目覚めたソラを使うことになる。

タイトルの「358/2 Days」は、ソラが眠っている間の1年間からロクサスがデータ世界のトワイライトタウンで過ごす最後の7日間を除いた358日間を、ロクサスとアクセル(またはロクサスとシオン)の2人で過ごすという意味だと言われています。


というわけでキングダムハーツのストーリー、第1回でした。Birth by Sleep以降もすぐにまとめたいと思いますが、自分の中でストーリーの理解がシリーズ後半に行くほど曖昧になっていくため、時間がかかるかもしれません。書けたらこちらの記事にもリンクを貼るつもりなのでまた見に来ていただければと思います。

2021/10/13追記

書けました。

それではまた。

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