こんにちは。
キングダムハーツのストーリーまとめの第2回になります。今回は、Birth by SleepからDream Drop Distanceまでです。
2022/04/30追記
キングダムハーツシリーズのストーリーについて別ページにまとめました。より詳しくなっているのでぜひご覧ください。
こんにちは。
キングダムハーツのストーリーまとめの第2回になります。今回は、Birth by SleepからDream Drop Distanceまでです。
キングダムハーツシリーズのストーリーについて別ページにまとめました。より詳しくなっているのでぜひご覧ください。
第1回はこちら。
キングダム ハーツ バース バイ スリープ
2010年1月9日発売
旅立ちの地を治めるマスター・エラクゥスの弟子、テラ、アクア、ヴェントゥスは、キーブレードマスターになるため修行に励んでいました。ある日、マスター・ゼアノートを迎えテラとアクアのマスター承認試験が行われますが、テラは闇の力の兆しを見せてしまい不合格となります。その直後からアンヴァースが現れ始め、ゼアノートが姿をくらませます。エラクゥスはテラにアンヴァース討伐とゼアノート捜索を命じます。一方ヴェンは、ヴァニタスにそそのかされテラを追ってしまいます。エラクゥスはアクアに、ヴェンを連れ帰ること、そしてテラが闇に近づかないよう監視することを命じるのでした。
テラはブライグに襲われるゼアノートを助けるため闇の力を使ってしまいますが、闇は消すのではなく支配するものだと教えられ闇に傾倒していきます。アクアは道中でアンヴァースに襲われる少女カイリを助けます。3人は再会しますが、アクアの監視を疑いと誤解し信頼関係は崩れてしまいます。その後、テラとアクアはそれぞれ幼いソラとリクに出会い、テラはリクに強い心を感じキーブレードを継承します。アクアはテラがリクに継承していることに気づき、ソラにリクを守るよう伝えます。そしてヴェンはゼアノートから、ヴェンとヴェンから抜き出した闇の心ヴァニタスを使ってχブレードを生み出そうとしていることを聞きます。そのことを知ったエラクゥスはヴェンを消そうとしますが、駆けつけたテラが闇の力でエラクゥスを討ってしまうのでした。
キーブレード墓場で3人は再会し、アクアはエラクゥスの消滅を知ります。そこに現れたゼアノートらと戦闘になり、テラは怒りから心を闇に飲まれゼアノートの新たな器となり、ヴェンはアクアを守るためヴァニタスと衝突しχブレードを生み出してしまいます。しかしテラの鎧に残った思念がゼアノートを倒し、χブレードは外からアクアが、心の内側からヴェンが破壊します。キングダムハーツの解放は避けられたものの、テラは行方不明に、ヴェンは心が壊れ眠ったままになってしまうのでした。アクアはエラクゥスのキーブレードで旅立ちの地の仕掛けを起動し忘却の城へと変貌させ、目覚めの部屋にヴェンを安置します。その後、レイディアントガーデンでテラ=ゼアノートと遭遇し打ち勝つも、闇に堕ちかけた親友を救うため自らが身代わりとなって闇の世界に堕ちてしまいます。賢者アンセムによって発見されたテラ=ゼアノートは記憶喪失ながらゼアノートと名乗り、最も優秀な弟子となっていくのでした。
ヴェンはかつて心を補ってもらった幼いソラの心に再び出会い、ソラの心の中で眠りにつきます。アクアは長い間1人で闇の世界をさまよった後に賢者アンセムと出会い、世界を2度救った少年の話を聞きます。アクアはその少年がソラであることを知り涙を流すのでした。
マスター・エラクゥス
光が絶対だと考えるキーブレードマスター。ゼアノートとはともに修行した仲だったが、光と闇の均衡を理想とするゼアノートの考えと相容れず袂を分かつ。
キーブレードマスター
優秀なキーブレード使いが師匠に認められることで得る称号。マスターレベルのキーブレード使いは素質のある者に力を継承することができ、キーブレードに認められるとキーブレード使いとなれる。
アンヴァース
ヴァニタスの負の感情から生まれる魔物。倒されてもヴァニタスへ戻っていくため討伐は無意味だった。
ブライグ
キーブレードに興味を持ちゼアノートに近づく謎の男。賢者アンセムの弟子となった後はゼアノートとともにノーバディ化してシグバールと名乗り、XIII機関の中心メンバーとなった。
カイリを助け
このときカイリが偶然アクアのキーブレードに触れたことで継承の条件を満たし、カイリは無自覚ながらキーブレードが使えるようになった。
ソラにリクを守るよう伝え
ソラとリクをヴェンとテラに重ねたアクアは、3人のようにバラバラにならないようソラにはキーブレードを継承しなかった。しかし後に世界を救うキーブレードの勇者となるのである。
χブレード
純粋な光の心と純粋な闇の心を衝突させた際に生まれる、キングダムハーツを呼び出す鍵。「キーブレード」と読む。
エラクゥスを討ってしまう
敗れたエラクゥスはテラの心に溶けるように消滅した。ゼアノートは後にこのことに気づいている。
キーブレード墓場
古の時代に起きたキーブレード使い同士の戦い、キーブレード戦争の戦場となった荒野。主を失ったおびただしい数のキーブレードが地面に突き刺さっている。
ゼアノートの新たな器
ゼアノートは、χブレードを使ってキングダムハーツの扉を開くことで光と闇が均衡する世界を作ることを目的としており、それを見届けるため若い闇に脆弱な肉体を必要としていた。そして闇の兆しを見せたテラを利用したのである。
旅立ちの地の仕掛け
マスターに何かあった際に闇の勢力に悪用されないよう封印する仕掛け。正統なキーブレードマスターが受け継ぐマスターキーパーというキーブレードが鍵になる。
目覚めの部屋
ゼムナスがアクセルに捜索させるなどずっと探している部屋。レイディアントガーデンにある対となる眠りの部屋にはアクアの鎧が安置されている。
かつて心を補ってもらった
ヴェンは心の闇を抜き出された際も眠りに落ちるが、ソラの心と出会い回復した。ヴェンの心を内包しキーブレード使いとなったソラから生まれたロクサスは、ヴェンに瓜二つである。
賢者アンセム
ゼアノートへの復讐の最後、キングダムハーツをデータ化する装置の暴走で闇の世界へ飛ばされてしまった。ソラの心の研究結果をソラの中に隠したと明かす。
第1作よりも古い時代を描き、全ての元凶となるマスター・ゼアノートの存在が明らかになったことで、キングダムハーツのストーリーを一気に広げる作品となりました。タイトルの「Birth by Sleep」は、悲しみの中で眠る者たちをソラが心の繋がりをたどって助け出すことへの希望を表しています。
キングダム ハーツ コーデッド
2009年6月3日配信開始
ディズニーキャッスルのジミニーは、「ナミネにお礼を言う」とだけ記されていたはずのジミニーメモに「彼らの痛みを癒しに戻らなければならない」という一文を発見します。ミッキーが解析のためジミニーメモをデータ化すると、データ世界は謎のバグに侵されていました。バグを取り除きながら痛みの正体を探るため、ミッキーはデータ世界のソラに冒険してもらうことにします。ソラはハートレスを倒しながら何度も黒コートの男に遭遇しますが、彼はリクの姿を器として選んだジミニーメモそのものでした。彼によってミッキーやドナルド、グーフィーはデータ世界に取り込まれ、謎の解明に協力することになります。
しかし、同じく現実世界から来たマレフィセントによって現実世界とを繋ぐ回路が乗っ取られ、ミッキーたちは閉じ込められてしまいます。ソラが戦いを挑むもデータのキーブレードは簡単に破壊されてしまい、リクを連れ去られてしまいました。ソラの代わりにドナルド、グーフィーが戦うも劣勢となりますが、2人を助けたいと願うソラの手に握られていたのはその強い心に反応して宿った本物のキーブレードでした。
ソラはバグに侵されたリクを救った後、全てのバグの根源であるソラ・ハートレスを倒します。これにより現実世界に戻ることができるようになりましたが、バグを全て除去したことで追加データが見つかります。扉を開くとそこは忘却の城で、ソラは現れた黒コートの男にこれまで出会った仲間の幻を見せられては忘れていきます。ソラは忘れていくという痛みを感じながら、記憶は消えても気持ちは消えないと先へ進みます。何度も立ちはだかる黒コートの正体はロクサスでした。彼は本当の痛みをソラに分からせようと襲いかかってきますが、ソラはその痛みを受け止め、ロクサスは役目は終えたと姿を消すのでした。
その先で出会ったのはナミネでした。ナミネがソラの記憶を繋ぎ直すとき、ソラに連なる者たちの痛みの記憶が眠っていることに気づき、ソラが痛みで壊れてしまわないようジミニーメモを借りて記録したところバグが発生してしまっていたのでした。ロクサス、アクセル、シオンや、テラ、アクア、ヴェントゥスといった人物がソラに連なっていることを知ったミッキーは、現実世界のソラに伝えることをナミネと約束し、現実世界に戻ります。ミッキーは早速ソラに宛てた手紙を書き、悲しみを癒やすための新しい旅が始まることを告げるのでした。
ジミニーメモ
ジミニー・クリケットによるソラたちの旅の記録。これまで記録した2冊のうち、1冊目は忘却の城を訪れたことで一文を残して白紙となっているはずだった。
データ世界のソラ
島を旅立つ前のソラでミッキーたちのことも知らないが、データのキーブレードを与えられ冒険に出た。
現実世界から来たマレフィセント
データ世界に入ったこと自体は偶然だったが、言い伝えにある予知書とジミニーメモの関連に気づき興味を示した。
本物のキーブレード
現実世界のキーブレードと完全に同じものかは定かではないが、データ・ソラの繋がる心に反応していると思われる。
ソラ・ハートレス
ソラがハートレス化した記録から生まれたものだが、ソラの意識は無くデータ・ソラとは別の存在である。
現実世界のソラに伝える
データ・ソラはあくまで現実世界のソラとは繋がっていないほか、ジミニーメモのデータは元の状態にリセットされてしまうため、ミッキーが伝える必要があった。
codedはBirth by Sleepよりも先の配信開始ですが、最終章配信はBirth by Sleep発売後だったこと、ストーリー終盤にBirth by Sleepの結末に絡む内容があることからこの順番で書きました。また、2010年10月には「Re:coded」としてリメイクされ、以降のリマスター作品ではこちらを元にした映像作品が収録されています。
キングダム ハーツ ドリーム ドロップ ディスタンス
2012年3月29日発売
イェン・シッドはアンセムとゼムナスの消滅がマスター・ゼアノートの復活を意味することを明かし、来る戦いに備えてソラとリクのマスター承認試験を行います。その内容は、眠りに閉ざされた世界7つの鍵穴を解放し帰還するというものでした。ソラとリクは島が闇に飲まれる時間まで移動し、眠りに閉ざされた世界に侵入します。2人は同じ世界に入ったはずでしたが、なぜか2つに分かれた世界を旅することになるのでした。
一方ディズニーキャッスルでは、マレフィセントがミニーを人質にとりミッキーにジミニーメモを渡すよう要求していました。マレフィセントはデータ世界を手に入れることが世界征服に繋がると考えていたのです。しかしその企みはアクセルが人間として復活した姿、リアによって遮られます。リアは人間として復活したはずの元XIII機関メンバーが何人か姿を消していると明かしました。
ソラとリクは、消滅したはずのアンセムやゼムナス、そして謎の銀髪の青年にたびたび遭遇します。意味深な言葉に惑わされながらも7つの鍵穴を解放したソラは、なぜか機関の本拠地にたどり着きました。そこに現れたシグバールから、ソラは最初から誘導されていたこと、そしてXIII機関の本当の目的はメンバーを器として心を植え付け13人のゼアノートを生み出すことだったと明かされます。激怒するソラでしたが、激しい戦いの末眠りの深淵へと堕ちてしまうのでした。
一方のリクも機関の本拠地にたどり着き、闇に覆われ眠るソラを見つけます。リクは無意識にソラを悪夢から守るドリームイーターの役目になったことが判明し、アンセムからソラを助けるため闇の力を解放するよう促されますがリクは拒否します。最終的にXIII機関の円卓の間にたどり着いたリクは末席に座るソラを見つけ助けようとしますが、銀髪の青年に阻まれます。銀髪の青年は、自らが一番過去のゼアノートであり、分離・融合した自らをここに集める役割だったこと、そしてソラが13番目の器となり真XIII機関が完成することを明かします。そしてついにマスター・ゼアノートが復活を果たし、12人の分身とともに人間として復活することは全て決まっていたと説明します。そしてソラに心を植え付けようとしますが、その危機を救ったのはリアでした。機関にとって予想外のリアの出現により13番目は空席のまま時間移動のタイムリミットを迎え、真XIII機関は姿を消すのでした。
リクは眠りの深淵に堕ちたソラの夢の中に入り、眠りの鍵穴を解放します。そこに賢者アンセムが現れ、ソラの心の研究データをリクに託します。帰還したリクはキーブレードマスターとして承認され、リアも修行の成果でキーブレードを出現させ皆を驚かせるのでした。イェン・シッドはゼアノートの野望阻止のため、さらなるキーブレード使いとしてカイリを呼び出すのでした。
マスター・ゼアノートの復活
分かれたハートレスとノーバディの両方が消滅すると、元の人間として復活する。
眠りに閉ざされた世界
闇に堕ちた世界の再生が不完全で、夢を見ている状態の世界。眠りの鍵穴を解放することで再生する。
島が闇に飲まれる時間まで移動
イェン・シッドの魔法によるもので、2人の外見も当時の姿に戻っている。
激怒するソラ
ロクサスなど心を持たないはずのノーバディに心のような感情を感じていたソラは、ノーバディにも心が宿ると知っていながら心を放棄させるためメンバーを騙していたゼムナスのやり方に、心は実験道具じゃないと憤りを隠せなかった。
ドリームイーター
眠りに閉ざされた世界に住む魔物。悪夢を食らう善良なスピリットと悪夢を植え付けるナイトメアに分けられ、リクは試験開始時に異変を感じソラのドリームイーターとなっていたのだった。
一番過去のゼアノート
ヤング・ゼアノートと呼ばれる。デスティニーアイランドにいたゼアノートは、肉体を捨て時間移動の能力を手に入れた未来の自分、アンセムに能力を分け与えられ、真XIII機関集結までの未来を見る。元の時間に戻ったゼアノートの心には未来の出来事が標として残り、島を出てキーブレードマスターとなることになる。
真XIII機関
ヤング・ゼアノートをポータルとして集められた様々な時代のゼアノート、そして人間として復活したあと再びノーバディ化され心を植え付けられた元機関メンバーなどで構成される。7つの光と13の闇を衝突させるという本来の方法でχブレードを生み出すための、マスター・ゼアノートのプランBであった。
全て決まっていた
島が闇に飲まれる際に島にいたアンセムが試験のため未来から移動してきたソラにマーキングしたことで、ヤング・ゼアノートがそれを目印に時間移動し眠りに閉ざされた世界に侵入することができ、ゼアノート集結に繋がった。これらは全てマスター・ゼアノートの策略だったのである。
時間移動のタイムリミット
完全に同じ存在(ヤング・ゼアノートとマスター・ゼアノート)は同時に存在できないため、このタイミングでヤング・ゼアノートは強制的に元の時間に戻された。それにより集められたメンバーも元の時間に戻ることになった。
Nintendo 3DSで発売された立体視対応ゲームだったためこのようなタイトルになったようですが、「3D」は発音しないようです。また、3D要素が無くなり実質のリメイクとなったHDリマスター作品は、「Dream Drop Distance HD」というタイトルになっています。
というわけで今回は、キングダムハーツのストーリーまとめ第2回、Dream Drop Distanceまででした。次回、χ系、3、メロディーオブメモリーで最終回になると思いますが、果たして1記事でまとめきれるでしょうか。ダークロードの完結は延期されてしまいましたが、20周年の楽しみが増えたということにして待ちましょう!
それではまた。