キングダムハーツ ストーリー・結末・キーワードまとめ・作品解説

ディズニーとスクウェア・エニックスが展開する大人気アクションRPG「キングダムハーツ」シリーズについて、各作品の結末までのあらすじ・ストーリー、重要なキーワード・概念をまとめています。作品数が多くついていくのが難しいシリーズですが、シリーズ全体の大まかな理解の助けになれば幸いです。

対象の読者

略称や表記については公式のものやファンの多数が使用しているものと異なっている場合があります。また、あらすじについてはかなり省略して書いているため、完全な理解には不十分です。後の作品に絡んでこない部分は書いていない場合もあるので、ストーリー映像を見返すのがおすすめです。

先にシリーズ全体についての概要を書いているので、ストーリーを読みたい方は下の目次からジャンプしてください。

シリーズ概要

キングダムハーツシリーズは、2002年に初代作品が発売された3DアクションRPGです。ディズニーと日本のスクウェア・エニックスの共同制作となっており、様々なディズニー作品のキャラクターの登場や、光と闇、心や絆をテーマとした複雑ながら感動的なストーリー、初心者でもやりこみたい人でも楽しめる爽快なアクションが魅力です。シリーズオリジナルのキャラクターであるソラという少年が主人公で、様々なディズニー世界を巡りながら闇の勢力と戦い、傷つきながらも大切なことを学んでいく物語になっています。ライセンスはディズニー、開発はスクウェア・エニックスという形になっていますが、シリーズのディレクターはスクウェア・エニックスの野村哲也氏が務めており、ファイナルファンタジーシリーズに通ずる世界観も多く見られます。

大きなストーリーの流れ

シリーズは2002年に発売された初代作品から2019年に発売されたKH3までと、それ以降の作品で大きく2つのフェーズに分けることができます(公式もそう分けています)。

1つはKH3まで続いてきた「ダークシーカー編」で、ソラの前に立ちはだかる闇の探求者(ダークシーカー)の企みを止めるストーリーです。そして2番目は「ロストマスター編」となっており、ダークシーカー編と並行して展開されていたスマホゲーム中心のストーリーから続くものになっています。メインのキャラクターを除いてダークシーカー編に出てきたキャラクターはロストマスター編に出てこなくなることも予想されますが、メインストーリーや世界観については継続したものになるため、ロストマスター編の展開が発表された今の段階でキングダムハーツシリーズを始める人でも、ダークシーカー編のストーリーや重要な要素については把握しておく必要があります。

とっつきにくい理由

キングダムハーツシリーズはディズニー作品の世界が忠実に再現されており、ディズニー好きは必見のゲームです。一方で、キングダムハーツ好きであってもなかなか未プレイの人にプレイをおすすめしにくいところがあります。つまり、簡単に言えばこのシリーズはとっつきにくいのです。

まず、作品数が多いことがその理由に挙げられます。リメイク版などの派生作品を含まないいわゆる「作品」として数えても、2026年7月時点で14作品あります。これらの作品は独立したストーリーではなく、またソラが主人公のメインストーリーとなるナンバリング作品はKH1、KH2、KH3の3作品だけであるにもかかわらず、「外伝」と呼ばれる作品も含め全ての作品のストーリーが繋がったものになっています。つまり、作品の1つでも知識が欠けるとストーリーを追いにくくなると言うことです。

作品数が多いことにも関連しますが、ストーリーが非常に難解なことも理由の1つです。KH1こそ続編が無くても成り立つようなストーリーでしたが(それでもかなり複雑ですが)、それ以降の作品は敵対勢力もシリーズオリジナルのキャラクターが中心となりまたその数も多いことから、多くのキャラクターの名前や特徴を覚えていかなければなりません。旅の目的もどんどん複雑になっていくなかで多くの伏線がばらまかれているため、その時点で明らかになっていることとなっていないことをはっきり理解し、進めていく必要があります。ストーリーでの会話以外の説明ややりこみ要素で得られる各レポート、そして公式攻略本であるアルティマニアシリーズを読まないと説明されない要素もあり、全てを理解するには相当な時間と頭を使います(偉そうに書いている私も全てを理解しているわけではありません)。

それでもプレイする、ストーリーを知るに値する素晴らしいゲームであることに変わりはありません。そういうわけでこのようなページを作っています。シリーズ理解の手助けになればと思っています。

作品一覧

シリーズ作品はファイナルミックス版やDLCの展開、HDリマスターやリメイク作品化が行われていますが、ここではそれらの共通部分としての「作品」として一覧にしています。対応ハードには派生作品の対応ハードを含んでいます。

タイトル略称発売ハード発売日
KINGDOM HEARTS
キングダム ハーツ
KH1PS22002/03/28
KINGDOM HEARTS
CHAIN OF MEMORIES

キングダム ハーツ
チェイン オブ メモリーズ
KHCOMGBA2004/11/11
KINGDOM HEARTS II
キングダム ハーツII
KH2PS22005/12/22
KINGDOM HEARTS
358/2 Days

キングダム ハーツ
358/2 Days
KHDaysDS2009/05/30
KINGDOM HEARTS
Birth by Sleep

キングダム ハーツ
バース バイ スリープ
KHBbSPSP2010/01/09
KINGDOM HEARTS coded
キングダム ハーツ コーデッド
KHcoded携帯電話配信開始:
2009/06/03
完結:
2010/01/28
KINGDOM HEARTS
Dream Drop Distance

キングダム ハーツ
ドリーム ドロップ ディスタンス
KHDDD3DS2012/03/29
KINGDOM HEARTS χ[chi]
キングダム ハーツ キー
KHXPC配信開始:
2013/07/18
サービス終了:
2016/09/01
KINGDOM HEARTS
Unchained χ

キングダム ハーツ
アンチェインド キー
KINGDOM HEARTS
Union χ[Cross]

キングダム ハーツ
ユニオン クロス
KHUXiOS
Android
配信開始:
2015/09/03
リニューアル:
2017/03/23
完結:
2021/05/31
KINGDOM HEARTS
χ Back Cover

キングダム ハーツ
キー バック カバー
KHXBCPS42017/01/12
KINGDOM HEARTS
0.2 Birth by Sleep 
-A fragmentary passage-

キングダム ハーツ
0.2 バース バイ スリープ
-フラグメンタリー パッセージ-
KH0.2PS42017/01/12
KINGDOM HEARTS III
キングダム ハーツIII
KH3PS4
XONE
2019/01/25
KINGDOM HEARTS
Dark Road

キングダム ハーツ
ダーク ロード
KHDRiOS
Android
配信開始:
2020/06/22
完結:
2022/08/26
KINGDOM HEARTS
Melody of Memory

キングダム ハーツ
メロディ オブ メモリー
KHMoMPS4
Switch
XONE
2020/11/11
KINGDOM HEARTS
Missing-Link

キングダム ハーツ
ミッシング リンク
KHMLiOS
Android
開発中止
KINGDOM HEARTS IV
キングダム ハーツIV
KH4PS5
Switch2
XSX/S
PC
未定

略称はこのページ独自のものです。KHDDDは元は3DSで発売された「KINGDOM HEARTS 3D [Dream Drop Distance]」ですが、3Dは3DSの特性を考慮して付けられた名称であること、後のリマスター作品は2Dであることを踏まえ、作品名は「KINGDOM HEARTS Dream Drop Distance」としています。

キングダム ハーツ ミッシングリンク(KHML)は、2022年のシリーズ20周年記念イベントで発表され、スマホ向け位置情報ゲームとして開発が進められていましたが、2025年に開発中止が発表されました。

作品の時系列

作品の時系列をまとめると以下のようになります。回想シーンや一部シーンでの時系列的なジャンプは含めていません。

古の時代KHXKHXBC
KHUX
遠い昔と呼ばれるほどの時間
KHDR
約70年
ダークシーカー編KHBbS
約10年KH0.2
KH1
KHDays
KHCOM
1年弱
KH2
KHcoded
KHDDD
KH3
KHMoM
ロストマスター編KH4

シリーズ作品は基本的に連続したストーリーが展開されています。一方でいくつかメインストーリーと並行して話が進むものがあるほか、KHBbSとKH1は約10年の間隔が、KHXなどχ系列の作品はソラたちの時代からは遠い昔、おとぎ話と呼ばれる時代とされています。


以下、各作品についてまとめます。

KINGDOM HEARTS

2002年3月28日、PlayStation 2向けに発売。現在は、北米版をベースにした追加要素を含む「KINGDOM HEARTS Final Mix」(キングダム ハーツ ファイナル ミックス)として、「KINGDOM HEARTS HD 1.5+2.5 ReMIX」(キングダム ハーツ HD 1.5+2.5 リミックス)に収録されている。

KINGDOM HEARTSのストーリー

ソラ、リク、カイリは、デスティニーアイランドで暮らす幼なじみだった。3人はまだ見ぬ外の世界に憧れ、いかだを作って島の外へ旅立つ日を夢見ていた。そんなある日、ソラは暗い精神世界の中で謎の声に導かれ、巨大な影のようなハートレスと対峙する夢を見る。目覚めればいつもの島、いつもの友だちがいる。しかし秘密の場所で出会った謎の人物は、ソラに「この世界は闇とつながった」と告げ、平穏な日々が終わりに近づいていることを暗示していた。

その夜、デスティニーアイランドは突然闇に包まれ、無数のハートレスに襲われる。ソラはリクを見つけるが、リクは闇の向こうへ行くことを恐れず、そのまま姿を消してしまう。さらにソラは、扉の前にいたカイリに手を伸ばすものの、吹き出した闇に飲み込まれるようにして彼女を失う。崩壊していく島で、ソラの手にはキーブレードと呼ばれる不思議な武器が現れた。ソラはハートレスと戦うが、島そのものは闇にのまれ、彼もまた別の世界へと流されていく。

たどり着いたトラヴァースタウンで、ソラはレオンやエアリスたちから、ハートレスが人や世界の心を奪う存在であり、キーブレードだけがそれに対抗できる武器だと知らされる。同じころ、王様の命を受けたドナルドとグーフィーも、「鍵」を探してこの町へやって来ていた。王様を探す2人と、リクとカイリを探すソラ。目的は違っても進む道は重なり、3人は力を合わせて旅に出る。さまざまな世界を巡る中で、ソラはキーブレードが各世界の鍵穴を封印し、ハートレスから世界の心を守る力を持つことを知っていく。

一方、マレフィセントはヴィランたちを従え、闇へと通じる鍵穴を開くためにセブンプリンセスを集めていた。彼女はリクにも近づき、カイリを救いたいという思いと、ソラが新しい仲間を得たことへの不安につけ込んでいく。リクは次第にソラへの不信を深め、ついにはカイリの身体を見つけるが、そこに心はなかった。やがてソラたちはホロウバスティオンへたどり着く。そこでリクは、自分こそがキーブレードに選ばれた者だとしてソラからキーブレードを奪い、ドナルドとグーフィーも王様の命令に従って一度はリクについていく。しかしソラは、たとえ武器を失っても友だちとのつながりが自分の力だと信じ、再び立ち上がる。その心に応えるように、キーブレードも仲間たちもソラのもとへ戻ってくる。

ソラたちはマレフィセントを倒すが、その奥で待っていたのは、アンセムに身体を支配されたリクだった。アンセムは、カイリが最後のセブンプリンセスであり、彼女の心はデスティニーアイランドが崩壊した時からソラの中に隠れていたのだと明かす。カイリの心が戻らなければ、闇へと通じる鍵穴は完全にはならない。ソラはカイリを救うため、人の心のキーブレードで自分の心を解き放つ。カイリの心は戻るが、ソラ自身はハートレスになってしまう。それでもカイリはソラを見失わず、その心のつながりによって彼を人の姿へと呼び戻す。再び仲間のもとへ帰ったソラは、アンセムの計画を止めるため、最後の地へ向かう。

アンセムが待っていたのは、ハートレスに奪われた世界の欠片が集まったエンド・オブ・ザ・ワールドだった。彼はすべての心は闇へ還ると信じ、キングダムハーツの力を手に入れようとする。だがソラたちは、何度倒れても仲間との絆を支えに立ち上がり、ついにアンセムを追い詰める。アンセムはキングダムハーツに闇の力を求めるが、扉の向こうからあふれたのは闇ではなく光だった。アンセムが消えた後、扉の向こうには正気を取り戻したリクと王様がいた。ソラたちは2人と力を合わせて闇の扉を閉じるが、リクと王様は内側に残らなければならなかった。リクはソラにカイリを託し、ソラと王様はそれぞれのキーブレードで扉に鍵をかける。失われた世界は再生を始め、カイリはデスティニーアイランドへ帰っていく。離れ離れになりながらも、ソラはいつか必ず再会すると約束する。そしてソラ、ドナルド、グーフィーは、王様からの手紙をくわえたプルートを追い、新たな旅へ踏み出す。

KINGDOM HEARTS CHAIN OF MEMORIES

2004年11月11日、ゲームボーイアドバンス向けに発売。KH2のファイナルミックス版に収録される形で「KINGDOM HEARTS Re:Chain of Memories」(キングダム ハーツ Re:チェイン オブ メモリーズ)としてリメイクされ、現在はこのリメイク版が「KINGDOM HEARTS HD 1.5+2.5 ReMIX」(キングダム ハーツ HD 1.5+2.5 リミックス)に収録されている。

KINGDOM HEARTS CHAIN OF MEMORIESのストーリー

リクと王様を探す旅を続けていたソラ、ドナルド、グーフィーは、王様からの手紙をくわえたプルートを追い、どこまでも続く道の先で十字路にたどり着く。そこで3人の前に、黒いコートをまとった謎の男が現れる。男は、ソラに「必要なものがこの先にある」と告げるが、それを手に入れるには大切な何かを失うことになるとも言い残す。やがて3人は、男に導かれるようにして、白くそびえる不思議な城、忘却の城へ足を踏み入れる。

城の中では、カードの力によってソラたちの記憶にある世界がよみがえる。しかし、そこで再会したはずの人々はソラたちのことを忘れており、覚えているのは名前だけだった。頭では思い出せなくても、心には何かが残っている。そんな奇妙な感覚を抱えたまま、ソラたちは階を上っていく。だが、城を進むほどに思い出は少しずつ形を変え、ソラの中ではカイリの記憶さえも揺らぎ始めていた。

その記憶の混乱の中心にいたのは、ナミネという少女だった。彼女は機関のマールーシャに従わされ、ソラの記憶を書き換えていた。さらにソラの前には、リクと同じ姿をした少年が現れ、自分こそが本物だと言い張る。偽りの記憶を与えられたリク=レプリカもまた、ナミネを守りたいという思いに突き動かされ、ソラと激しくぶつかっていく。やがて真実を知ったソラは、たとえ作られた記憶であっても、ナミネが苦しんでいたことだけは本物だと受け止める。

一方その頃、リクもまた忘却の城の地下を進んでいた。闇の世界に残された彼は、王様に支えられながら、自分の心に残るアンセムの影と向き合うことになる。リクの前には、機関の者たちやリク=レプリカが立ちはだかり、さらにディズと名乗る謎の人物も彼を試すように現れる。かつて闇に飲み込まれた自分を否定するのではなく、その闇ごと受け入れたうえで進むこと。それが、リクに課されたもうひとつの戦いだった。

ソラはついにマールーシャを倒し、ナミネを解放する。しかし、失われかけた本当の記憶を取り戻すためには、忘却の城で起きた出来事をすべて忘れなければならなかった。ソラ、ドナルド、グーフィーはナミネを信じ、記憶を修復するために眠りにつく。一方、リクはアンセムの幻影を自らの手で退け、王様とともに城の外の十字路へ立つ。光の道でも、闇の道でもない。リクが選んだのは、その狭間を進む「夜明けの道」だった。

KINGDOM HEARTS II

2005年12月22日、PlayStation 2向けに発売。現在は、北米版をベースにした追加要素を含む「KINGDOM HEARTS II Final Mix」(キングダム ハーツII ファイナル ミックス)として、「KINGDOM HEARTS HD 1.5+2.5 ReMIX」(キングダム ハーツ HD 1.5+2.5 リミックス)に収録されている。

KINGDOM HEARTS IIのストーリー

トワイライトタウンで夏休みを過ごす少年ロクサスは、友人のハイネ、ピンツ、オレットといつもの日々を送っていた。しかし町では、写真や言葉が盗まれるような不可解な事件が起こり始め、ロクサス自身も見知らぬ少年ソラの冒険を夢に見るようになる。やがて白い異形の敵に襲われたロクサスは、キーブレードを手にして戦い、アクセルという黒コートの男と出会う。アクセルは彼をよく知っているようだったが、ロクサスにはその記憶がなかった。

真実を求めるロクサスは、町はずれの屋敷へたどり着く。そこでナミネという少女から、自分がノーバディであることを告げられるが、その意味を受け止める間もなく、ロクサスはディズという謎の人物と向き合うことになる。屋敷の地下には、失われた記憶を取り戻すために眠り続けていたソラ、ドナルド、グーフィーの姿があった。ロクサスはソラとひとつになり、1年の眠りを経て、ソラたちはついに目を覚ます。

ジミニーの記録は、「ナミネにお礼を言う」という一文を残して白紙になっていた。忘却の城で何があったのかを思い出せないまま、ソラたちは新たな旅へ出る。本物のトワイライトタウンで王様と再会した一行は、不思議な塔へ向かい、イェン・シッドからハートレスだけでなく、ノーバディとXIII機関という新たな脅威について知らされる。ソラは新しい服と力を授かり、ドナルド、グーフィーとともに再びさまざまな世界を巡ることになる。

旅の中でソラたちは、世界を荒らすハートレスやノーバディと戦いながら、XIII機関の目的を追っていく。かつての敵マレフィセントも復活し、ピートとともに暗躍を始める。一方、カイリもまた事件に巻き込まれ、アクセルによって連れ去られてしまう。ソラはリクの行方を追い続けながら、ロクサスという存在が自分と深く結びついていることを少しずつ知っていく。

やがてホロウバスティオンでの大きな戦いを通じて、ソラたちは1年前に倒したアンセムの正体を知る。彼は本物の賢者アンセムではなく、その弟子ゼアノートのハートレスだった。そしてXIII機関のリーダーであるゼムナスは、ゼアノートのノーバディだった。機関は人の心から生まれたキングダムハーツを作り、失った心を取り戻そうとしていた。ソラたちはカイリを救い、機関との決着をつけるため、存在しなかった世界へ向かう。

存在しなかった世界で、ソラはついにカイリ、そしてリクと再会する。リクはアンセムの姿になっていたが、賢者アンセムの装置が暴走したことで元の姿を取り戻す。ソラは、ロクサスが自分のノーバディであり、ナミネがカイリのノーバディであることも知る。仲間たちはそれぞれの思いを胸にゼムナスへ立ち向かい、最後にはソラとリクが2人で彼を打ち倒す。戦いの後、闇の海岸に残された2人は、カイリの手紙に導かれるように光への扉を見つけ、故郷デスティニーアイランドへ帰還する。そこでカイリ、ドナルド、グーフィー、王様に迎えられたソラとリクのもとへ、しばらくして王様から新たな手紙が届く。

KINGDOM HEARTS 358/2 Days

2009年5月30日、ニンテンドーDS向けに発売。HD版の発売に合わせて映像作品化され、現在は「KINGDOM HEARTS HD 1.5+2.5 ReMIX」(キングダム ハーツ HD 1.5+2.5 リミックス)に収録されている。

KINGDOM HEARTS 358/2 Daysのストーリー

ソラがハートレスになった時、そのノーバディとして生まれたロクサスは、トワイライトタウンでゼムナスに見出され、XIII機関の一員となる。自分が何者なのかも知らないまま、ロクサスは毎日のように任務へ向かい、キーブレードでハートレスを倒して心を集めていく。機関の目的は、集めた心によってキングダムハーツを完成させ、失った心を取り戻すことだった。そんな日々の中で、ロクサスはアクセルと親しくなり、任務の終わりに時計台でシーソルトアイスを食べながら語り合う時間を、大切なものとして覚えていく。

やがてXIII機関には、14番目のメンバーとしてシオンが加わる。口数の少ないシオンは、はじめは周囲に心を閉ざしていたが、ロクサスとともに任務を重ねるうちに少しずつ打ち解けていく。アクセルが忘却の城での任務から戻った後、ロクサス、アクセル、シオンの3人は、時計台で同じアイスを食べる仲になっていった。記憶も過去も曖昧なロクサスにとって、その時間は初めて手にした居場所のようなものだった。

しかし、穏やかに見えた日々の裏で、ロクサスとシオンの存在はソラの記憶に深く結びついていた。忘却の城で眠りについたソラの記憶が修復されていく一方で、ロクサスは自分のものではない記憶を夢に見るようになり、なぜ自分がキーブレードを使えるのか、XIII機関は本当に信じられるのかと疑い始める。シオンもまた、リクとの出会いをきっかけに、自分の正体と向き合うことになる。彼女はソラの記憶から生まれた存在であり、ソラの記憶が戻るほど、ロクサスやシオンの存在は不安定になっていった。

真実を知ったシオンは、自分が存在し続ければロクサスをも危うくしてしまうことを悟る。彼女はXIII機関を離れ、最後にはロクサスの前に立ちはだかる。ロクサスを救い、ゼムナスの計画を止めるため、シオンは自分を倒させようとしたのだった。戦いの末、ロクサスはシオンを倒すが、彼女の存在は人々の記憶から消え始める。ロクサスもまた彼女のことを忘れかける中、シオンはキングダムハーツを解放し、ゼムナスを止めてほしいと願いを託す。彼女が消えたあとに残されたのは、1枚のサラサ貝だけだった。

大切な友だちを失ったロクサスは、答えを求めてXIII機関を抜ける。だがその先で待っていたのは、ソラの記憶を取り戻すためにロクサスを捕らえようとするリクだった。ロクサスは激しく抵抗するが、リクは闇の力を使って彼を倒し、ディズのもとへ連れていく。ロクサスはデータ化され、仮想のトワイライトタウンに置かれた。XIII機関で過ごした日々の記憶を失った彼は、いつもの町で、ハイネ、ピンツ、オレットと夏休みを過ごす少年として目を覚ます。そして物語は、やがてソラの目覚めへとつながっていく。

KINGDOM HEARTS Birth by Sleep

2010年1月9日、PlayStation Portable向けに発売。現在は、北米版をベースにした追加要素を含む「KINGDOM HEARTS Birth by Sleep Final Mix」(キングダム ハーツ バース バイ スリープ ファイナル ミックス)として、「KINGDOM HEARTS HD 1.5+2.5 ReMIX」(キングダム ハーツ HD 1.5+2.5 リミックス)に収録されている。

KINGDOM HEARTS Birth by Sleepのストーリー

テラ、ヴェントゥス、アクアは、旅立ちの地でマスター・エラクゥスのもと、キーブレードマスターを目指して修行を重ねていた。やがてテラとアクアはマスター承認試験に臨むが、合格を認められたのはアクアだけだった。テラは心に潜む闇を見抜かれ、マスターの称号を得ることができなかったのである。その直後、各地の世界にアンヴァースと呼ばれる魔物が現れ、試験に立ち会っていたマスター・ゼアノートも行方をくらます。テラはアンヴァースの討伐とゼアノートの捜索へ向かい、ヴェントゥスも仮面の少年に促されるようにテラを追う。アクアは2人を見守り、ヴェントゥスを連れ戻すため、同じく外の世界へ旅立った。

3人はそれぞれの道でさまざまな世界を巡り、アンヴァースと戦いながら、多くの人々と出会っていく。テラは力を求めるあまり、闇を利用しようとする者たちに近づかれ、各地で不穏な噂を残すことになる。アクアとヴェントゥスはそんなテラを案じるが、テラは自分の弱さや闇の力に2人を巻き込むまいとして、かえって距離を置いてしまう。3人がレイディアントガーデンで再会しても、互いを思う気持ちはすれ違い、絆は少しずつ引き裂かれていった。

やがてヴェントゥスは、自分の過去と、マスター・ゼアノートの真の目的を知らされる。ゼアノートはかつてヴェントゥスの心から闇を抜き取り、その闇からヴァニタスを生み出していた。光であるヴェントゥスと、闇であるヴァニタスをぶつけることで、伝説のχブレードを完成させようとしていたのである。計画を阻もうとしたエラクゥスは、ヴェントゥスを消すしかないと考えるが、その場に駆けつけたテラは師の行動を誤解し、エラクゥスと刃を交える。テラが過ちに気づいた時には、すべてはゼアノートの思惑どおりに進んでおり、エラクゥスは倒れ、旅立ちの地も闇に飲まれてしまう。

テラ、ヴェントゥス、アクアは、キーブレード戦争の跡が残るキーブレード墓場に集まる。そこでゼアノートは、χブレードでキングダムハーツを開き、さらに老いた自分の心をテラの身体へ移す計画を明かす。激しい戦いの中で、テラは怒りから闇を解き放ってしまい、ゼアノートに身体を奪われる。一方、ヴェントゥスはヴァニタスと融合させられ、χブレードが形を成してしまう。それでもアクアはミッキーとともに、ヴァニタスに支配されたヴェントゥスと戦い、ヴェントゥス自身も心の内側でヴァニタスに抗う。ついにχブレードは砕かれ、アンヴァースは消滅するが、その代償としてヴェントゥスの心は失われ、彼は深い眠りについた。

アクアは眠り続けるヴェントゥスを連れて崩壊した旅立ちの地へ戻り、エラクゥスのキーブレードを使ってその世界を忘却の城へと変える。ヴェントゥスを誰にも見つからない場所へ残したアクアは、レイディアントガーデンでテラの身体を奪ったゼアノートと再び対峙する。戦いの末、ゼアノートは記憶を失い、闇へ沈みかけるが、アクアは彼の中にまだテラが残っていると信じ、自らを犠牲にしてその身体を光の世界へ送り返す。こうしてゼアノートは賢者アンセムに保護され、ヴェントゥスの心は幼いソラの心に受け入れられ、アクアはひとり闇の世界を歩み続けることになる。離れ離れになった3人の思いは、まだ終わっていない物語として、ソラへとつながっていく。

KINGDOM HEARTS coded

2009年6月3日、携帯電話向けに配信開始。「KINGDOM HEARTS Re:coded」(キングダム ハーツ Re:コーデッド)としてリメイクされた作品が、2010年10月7日にニンテンドーDS向けに発売された。HD版の発売に合わせて映像作品化され、現在は「KINGDOM HEARTS HD 1.5+2.5 ReMIX」(キングダム ハーツ HD 1.5+2.5 リミックス)に収録されている。

KINGDOM HEARTS codedのストーリー

ジミニーがソラたちとの旅の記録を整理していた時、ジミニーメモに見覚えのない一文が残されていることがわかる。「彼らの痛みを癒しに戻らなければならない」。その言葉の意味を探るため、王様はジミニーメモの中身をデータ化し、メモの世界に生まれたデータ・ソラをデスティニーアイランドへ送り込む。そこでデータ・ソラが目にしたのは、赤と黒のブロックのような「バグ」に覆われた世界だった。彼はハートレスを倒し、バグを消しながら、壊れた記録の世界をひとつずつ修復していく。

やがて異変は、現実のディズニーキャッスルにまで及ぶ。王様たちはコンピューターのある部屋に閉じ込められ、気づけば自分たちもデータの世界へ入り込んでいた。そこに現れた黒コートの人物は、ジミニーメモがリクの姿を取った存在、データ・リクだった。現実世界とのつながりを取り戻すには、メモに巣食うバグを消すしかない。しかしその裏では、マレフィセントとピートもデータの世界へ侵入していた。データ・ソラはキーブレードを失いながらも、ドナルドやグーフィー、王様の助けを受け、バグに支配されたデータ・リクを救うために戦う。

バグを消し去ったことでジミニーメモは修復されるが、その代わりにデータ・ソラの記憶も消えることになる。それでも新たなメッセージが現れ、王様はもう一度データの世界へ向かう。たどり着いた忘却の城で、記憶を失ったデータ・ソラは黒コートの若者と向き合う。忘れてしまった相手のことは思い出せなくても、忘れたことによって生まれる痛みは残る。そう告げる若者の正体は、データ・ロクサスだった。彼との戦いを越えた先で、データ・ソラはナミネと出会う。ナミネは、メモに起きた異変がソラの記憶を修復しようとしたことから生まれたものだと明かし、ソラの心につながる者たち――ロクサス、アクセル、シオン、そしてテラ、ヴェントゥス、アクアが、今も救いを必要としているのだと告げる。

王様はデータ・ソラに別れを告げ、現実のソラへこのことを伝えると約束する。そしてデスティニーアイランドに戻ったソラ、リク、カイリのもとへ、王様からの手紙が届く。一方その頃、王様はイェン・シッドから、アンセムとゼムナスが倒されたことでゼアノートの復活が始まったことを知らされる。これから訪れる大きな戦いに備え、ソラとリクは正式なキーブレードマスターとなるため、マスター承認試験へ進むことになる。ジミニーメモに刻まれた小さな謎は、忘れられた痛みを抱える者たちを救う旅へ、そして新たな戦いの始まりへとつながっていく。

KINGDOM HEARTS Dream Drop Distanceのストーリー

2012年3月29日、ニンテンドー3DS向けに「KINGDOM HEARTS 3D [Dream Drop Distance]」(キングダム ハーツ 3D [ドリーム ドロップ ディスタンス])として発売。現在は、HD版の発売に合わせて2Dにリメイクされた「KINGDOM HEARTS Dream Drop Distance HD」(キングダム ハーツ ドリーム ドロップ ディスタンス HD)として、「KINGDOM HEARTS HD 2.8 Final Chapter Prologue」(キングダム ハーツ HD 2.8 ファイナル チャプター プロローグ)に収録されている。

KINGDOM HEARTS Dream Drop Distanceのストーリー

闇の探求者アンセムとゼムナスが倒されたことで、マスター・ゼアノートの復活が現実のものとなりつつあった。イェン・シッドは来たる戦いに備え、ソラとリクにマスター承認試験を受けさせることを決める。試験の舞台となるのは、かつて闇に飲まれたあと再生したものの、いまだ深い眠りに閉ざされたままの世界だった。2人はその世界にある7つの眠りの鍵穴を解放し、眠りに落ちた心を目覚めさせる「目覚めの力」を得るため、それぞれ別々の道を進んでいく。

眠りに閉ざされた世界には、夢から生まれた存在であるドリームイーターがいた。ソラとリクは、仲間となるスピリットの力を借りながら、世界をむしばむナイトメアと戦い、眠りの鍵穴を探していく。だがその旅の先々には、復活した闇の探求者アンセム、ゼムナス、そして黒コートの謎の青年が現れ、2人を試すように言葉を投げかけてくる。一方、レイディアントガーデンでは、ノーバディだったアクセルが本来の姿であるリアとして目覚めていた。リアは同じく復活した者たちの中にブライグとアイザの姿がないことに疑問を抱き、やがてイェン・シッドのもとを訪れる。

7つの眠りの鍵穴を解放したソラは、光の世界へ戻るはずだった。しかし彼がたどり着いたのは、存在しなかった世界だった。そこでソラは、黒コートの青年の正体が若き日のゼアノートであること、そしてゼアノートが時を越えて自分自身に連なる者たちを集めていたことを知る。ソラはナミネ、ロクサス、シオン、テラ、アクア、ヴェントゥスの幻に翻弄され、彼らの抱える痛みに触れるうちに、心を大きく傷つけられていく。ゼムナスとシグバールは、かつてのXIII機関が本来はマスター・ゼアノートの器を作るための組織だったと明かし、ソラを真のXIII機関の一員として器にしようとする。

一方のリクは、自分がずっとソラの夢の中で戦っていたことを知る。彼はソラの中の悪夢を払うスピリットのような存在となり、知らず知らずのうちにソラを守っていたのだった。リクの前には再び闇の探求者アンセムが現れ、闇を受け入れたリクに手を組むよう迫る。しかしリクは、自分の心に闇があることを認めたうえで、それでも闇に従うことは拒む。やがてリクは存在しなかった城で眠りに落ちたソラを見つけるが、そこではマスター・ゼアノートがついに復活しようとしていた。ゼアノートは、13の闇と7つの光をぶつけ、新たなキーブレード戦争を起こすことでχブレードを完成させる計画を語る。そしてソラを最後の器にしようとするが、その瞬間、リアが現れてソラを救う。

ソラはイェン・シッドの塔へ連れ戻され、リクは目覚めの力を使って彼の心の奥へ入っていく。リクは砕けたソラの心をつなぎ直し、その奥に残されていた賢者アンセムの研究データにも触れる。やがてソラは目を覚ますが、マスター承認試験でキーブレードマスターとして認められたのはリクだけだった。それでもソラは落ち込まず、もう一度自分を鍛え直すために旅立っていく。さらにリアは、自分もキーブレード使いになるため修行していたことを明かし、キーブレードを呼び出して周囲を驚かせる。マスター・ゼアノートとの決戦が近づく中、イェン・シッドは7人の光の守護者を集めるため、リクにカイリを連れてくるよう命じる。眠りに閉ざされた世界での試験は、ソラとリクの成長だけでなく、次なる大きな戦いの始まりを告げるものとなった。

KINGDOM HEARTS χ[chi] / χ Back Cover

「KINGDOM HEARTS χ[chi]」は、2013年7月18日、PCブラウザ向けに配信開始された。ストーリーのほとんどはスマートフォン向けの「KINGDOM HEARTS Unchained χ」と同一であるが、「KINGDOM HEARTS χ[chi]」そのもののストーリーは現在確認することができない。

「KINGDOM HEARTS χ Back Cover」は、「KINGDOM HEARTS χ[chi]」のストーリーを別の視点から描いた映像作品で、「KINGDOM HEARTS HD 2.8 Final Chapter Prologue」(キングダム ハーツ HD 2.8 ファイナル チャプター プロローグ)に収録されている。

KINGDOM HEARTS χ[chi] / χ Back Coverのストーリー

はるか昔、「おとぎ話の時代」と呼ばれる時代。世界の光は、マスター・オブ・マスターと6人の弟子たちによって守られていたが、予知書にはやがて世界が闇に覆われ、キーブレード戦争が起こる未来が記されていた。マスターは弟子たちにそれぞれ使命を与え、5人の予知者にはキーブレード使いたちを集めるユニオンを作らせる。そして6番目の弟子ルシュには、仲間たちから離れた場所で未来の行く末を見届ける役目を託し、自らは姿を消した。

プレイヤーもまた、デイブレイクタウンでキーブレード使いとして目覚めた1人だった。チリシィに導かれたプレイヤーは、自分のユニオンに所属し、世界を覆う闇に対抗するため、ハートレスを倒して光の欠片、ルクスを集めていく。旅の中で訪れるドワーフ・ウッドランド、ワンダーランド、アグラバーといった世界は、予知書の力によって再現された未来の世界だった。プレイヤーはその仕組みを知るキーブレード使いエフェメラと出会い、やがて彼の友人であるスクルドとも行動を共にするようになる。表向きには光を集めるための戦いに見えた日々の裏で、ユニオン同士の疑念は少しずつ深まっていた。

予知者たちの間でも、不和は避けられなくなっていく。黒いチリシィの出現は、誰かが闇に近づき、裏切り者がいる可能性を示していた。リーダーを任されたイラ、彼を支えるはずのアセッド、公平に全体を見守るインヴィ、予知書の謎を追うグウラ、そして未来へ残す子どもたちを集めるアヴァ。彼らは同じ目的を持ちながらも、それぞれの使命と解釈の違いによって、互いを疑うようになっていく。グウラが持つロストページには裏切りの予知が記されていたが、その言葉はあまりに曖昧で、かえって予知者たちの心を追い詰めていった。

エフェメラの行方を追うプレイヤーとスクルドは、アヴァによって試される。アヴァは2人に、来たるキーブレード戦争を避けるため、戦わずに未来へ残る者たち、ダンデライオンへ加わるよう告げる。スクルドはその誘いを受け入れるが、プレイヤーは、エフェメラのもとへ行くべきか、それともこの時代に残って戦うべきか迷い続ける。その一方で、ルシュと対峙したアヴァは、マスターが残した計画の一端を知り、激しい怒りのまま彼と刃を交える。その戦いによって時計塔の鐘が鳴り響き、ついにキーブレード戦争の始まりが告げられた。

戦争が始まると、プレイヤーは無数のキーブレード使いたち、そして予知者たちとの戦いに身を投じる。何度倒れそうになっても立ち上がるプレイヤーだったが、戦いの傷は深く、やがて力尽きて倒れてしまう。大地には数え切れないほどのキーブレードが突き刺さり、そこはキーブレード墓場となった。意識を失ったプレイヤーのもとへ、チリシィ、スクルド、エフェメラが近づいてくる。やがてプレイヤーは、戦争の記憶を夢として包み込まれたように、別の世界で目を覚ます。その裏側では、マレフィセントが予知書によって再現された世界へ迷い込み、さらにルシュはノーネームと謎の箱を手に、マスターから託された役目を果たし続けていた。遠い過去の戦いは終わったように見えて、未来へつながる大きな謎を残していく。

KINGDOM HEARTS 0.2 Birth by Sleep -A fragmentary passage-

2017年1月12日、PlayStation 4向けに発売された「KINGDOM HEARTS HD 2.8 Final Chapter Prologue」(キングダム ハーツ HD 2.8 ファイナル チャプター プロローグ)に収録。

KINGDOM HEARTS 0.2 Birth by Sleep -A fragmentary passage-のストーリー

はるか昔、キーブレード墓場に立つルシュは、ノーネームを手に、空に現れたキングダムハーツを見つめていた。時は流れ、不思議な塔では、イェン・シッドがリク、カイリ、王様に、テラ、ヴェントゥス、アクアを救い出す必要があると告げる。そこで王様は、かつて闇の世界でアクアと出会っていたことを明かし、彼女がひとりで歩んできた闇の旅を語り始める。

アクアは闇の世界をさまよう中で、かつて光の世界で訪れた世界の成れの果てを訪れる。そこでは時間の流れさえ曖昧で、彼女はテラとヴェントゥスの幻を追いながら、孤独と絶望に心を削られていく。自分自身の影を退けたアクアは、やがてテラの意識に触れるが、彼の中にはすでにゼアノートの影が深く食い込んでいた。テラは抵抗しながらも、ゼアノートがヴェントゥスの眠る「目覚めの部屋」を探していることをアクアに知らせる。

その後、さらに深い闇へ落ちたアクアは、王様と再会する。2人は力を合わせ、ソラとリクが闇の扉を閉じられるよう、闇の世界側から道を開こうとする。しかしハートレスの大群がリクに襲いかかろうとした時、アクアは彼を守るために身を挺し、闇の世界に取り残される。彼女は闇に落ちた者を導く道しるべになると誓いながら、再び闇の底へ沈んでいく。そして闇の海岸で、賢者アンセムと出会うのだった。

話を聞いたリクは、アクアを置き去りにしたまま黙っていた王様に憤るが、イェン・シッドは、無謀な救出を防ぐためだったと説明する。今なら闇の世界へ向かう手段があると知らされたリクと王様は、新たな衣を受け取り、アクアを光の世界へ連れ戻すため旅立つ。一方、カイリはリアとともにマーリンのもとで修行を始めることになり、ソラもまた失った力を取り戻すため、ドナルド、グーフィーとともにヘラクレスのいるオリンポスへ向かう。世界をつなぐ道が閉ざされた中、ソラは「鍵が導く心のままに」という言葉を頼りに、自らの心で新たな道を開いていく。

KINGDOM HEARTS III

2019年1月25日、PlayStation 4、Xbox One向けに発売。有料ダウンロードコンテンツとして、2020年1月23日に「KINGDOM HEARTS III Re Mind」(キングダム ハーツIII リマインド)が配信され、後から発売された一部プラットフォームでは「KINGDOM HEARTS III + Re Mind(DLC)」としてセット販売されている。

KINGDOM HEARTS IIIのストーリー

マスター・ゼアノートの復活により、世界は新たなキーブレード戦争へ向かおうとしていた。ゼアノートは13の闇と7つの光をぶつけ、χブレードを完成させようとしている。これに対抗するため、イェン・シッドは7人の光の守護者を集めることを決める。リクと王様は闇の世界に残されたアクアを探しに向かい、カイリとリアはマーリンのもとで修行を始める。一方ソラは、マスター承認試験で失ってしまった「目覚めの力」を取り戻すため、ドナルド、グーフィーとともに再びさまざまな世界を巡る旅へ出る。

ソラの旅は、失った力を取り戻すためだけのものではなかった。イェンツォの解析によって、ソラの中にはロクサス、ヴェントゥス、シオンの心が眠っていることが明らかになる。ソラはロクサスをもう一度存在させたいと願うが、そのためには心を受け止める器が必要だった。真XIII機関は過去のメンバーを現在に存在させるため、レプリカを器として利用しており、その技術を持つヴィクセンも機関に戻ったように見えていた。だがヴィクセンはサイクスと通じ、機関の内側から動いていた。彼はデミックスを通じてレプリカをイェンツォのもとへ送り、ロクサス復活への道を密かに開いていく。

その頃、真XIII機関は各世界で暗躍していた。彼らは7人の光の守護者がそろわなかった場合に備え、ニューセブンハートを利用しようとしながら、世界ごとの知識や闇を探っていく。ソラは行く先々で機関のメンバーと対峙し、自分の力の意味を少しずつ知っていく。やがてリクと王様は闇の世界でアクアを見つけるが、長い孤独の果てに闇に染まった彼女の力に圧倒される。そこへソラが駆けつけ、アクアを光の世界へ連れ戻す。アクアは忘却の城を本来の姿である旅立ちの地へ戻し、眠り続けていたヴェントゥスを目覚めさせようとする。ヴァニタスの襲撃を受ける中、ソラは目覚めの力を取り戻し、ヴェントゥスはついに長い眠りから目覚める。

7人の光の守護者がそろい、ソラたちはキーブレード墓場へ向かう。しかしそこで待っていたのは、想像を超える敗北だった。テラ=ゼアノートの力とハートレスの大群の前に、守護者たちは次々と飲み込まれてしまう。ソラが目覚めたのは、終わりの世界と呼ばれる場所だった。そこで彼は、身体を失ったナミネやチリシィの助けを受け、仲間たちの心をつなぎ直して光の世界へ戻る。だが目覚めの力は、本来そのように使うものではなかった。若きゼアノートは、その力を乱用すれば、ソラ自身が代償を払うことになると警告する。それでもソラは仲間を救うため、もう一度キーブレード墓場へ戻っていく。

再び始まった戦いで、光の守護者たちは真XIII機関を1人ずつ退けていく。テラは自分の身体を取り戻し、アクア、ヴェントゥスとようやく再会する。記憶を失っていたシオンも、リアとのつながりによって自分を取り戻し、その心の目覚めがロクサスの復活を導く。ロクサス、アクセル、シオンは再び並び立ち、長く引き裂かれていた絆を取り戻す。しかし最後に残ったマスター・ゼアノートは、カイリを消すことでソラを挑発し、χブレードを完成させてキングダムハーツを呼び出してしまう。ソラ、ドナルド、グーフィーはゼアノートをスカラ・アド・カエルムへ追いやり、仲間たちとともに彼を追い詰める。そこへテラの心に眠っていたマスター・エラクゥスが現れ、ゼアノートに敗北を認めさせる。ゼアノートとエラクゥスはともに旅立ち、ソラたちはχブレードでキングダムハーツを閉じる。

戦いは終わったが、カイリはまだ戻っていなかった。ソラは自分が消える危険を知りながら、目覚めの力を使ってカイリを救いに向かう。彼は仲間たちの心をたどり、キーブレード墓場での戦いの裏側を追体験しながら、砕かれたカイリの心の欠片を集めていく。スカラ・アド・カエルムでソラはカイリを取り戻し、2人はレプリカ・ゼアノートたちが融合したアーマー・ゼアノートを、仲間たちの力も借りて打ち倒す。そしてソラとカイリは、チリシィをヴェントゥスのもとへ、ナミネの心をレプリカの身体へ届け、仲間たちがそれぞれの場所へ帰っていく姿を見届ける。最後に2人はデスティニーアイランドのパオプの木に並んで座るが、カイリのそばでソラの姿は静かに消えてしまう。それは、目覚めの力を使いすぎた代償だった。

キーブレード戦争を生き延びていたシグバールは、ノーネームと黒い箱を手にし、自分が古の時代から使命を受け継いできたルシュであることを、呼び戻された予知者たちに明かす。一方、ソラを探すため、リクたちはそれぞれの方法で手がかりを追い続ける。テラ、アクア、ヴェントゥスは闇の世界へ向かい、王様たちはソラが訪れた世界を調べ、カイリは賢者アンセムの研究室で眠りながら心の奥を探られる。リクは夢の中で、高層ビルの立ち並ぶ世界を見る。そしてソラもまた、終わりの世界でヨゾラと出会う。ゼアノートとの戦いは終わったが、ソラの行方と、古の時代から続く謎は、次の物語へとつながっていく。

KINGDOM HEARTS Melody of Memory

2020年11月11日、PlayStation 4、Nintendo Switch、Xbox One向けに発売。

KINGDOM HEARTS Melody of Memoryのストーリー

ソラが姿を消してから1年。仲間たちはそれぞれの方法で彼の行方を追い続けていた。カイリは自分の心の奥に手がかりが残されているかもしれないと考え、レイディアントガーデンの研究室で深い眠りにつく。賢者アンセム、エヴェン、イェンツォが見守る中、カイリはこれまでの記憶をたどり、ソラが歩んできた長い旅を振り返っていく。

やがてカイリは、自分が幼い頃にレイディアントガーデンから外の世界へ送られた時の記憶へたどり着く。研究者だった頃のゼアノートは、カイリの中にある特別な力を利用し、キーブレード使いを見つけ出そうとしていた。そして彼は、カイリを送り出す前に、光でも闇でもない「裏側の世界」についての言葉を残していた。その記憶の奥で、カイリは自分の心から生まれたマスター・ゼアノートの幻影と対峙する。

ゼアノートの力に追い詰められたカイリを救うように、ソラの心が彼女に力を貸す。カイリはソラとともにゼアノートを退け、心の欠片を取り戻して目を覚ます。彼女が伝えたゼアノートの言葉から、賢者アンセムは、ソラが現実の外側にある「虚構の世界」にいるのではないかと推測する。そこへリクとフェアリー・ゴッドマザーが現れ、ソラの行方を知るために必要な3つの手がかりが、カイリ、リク、そして終わりの世界にいる名もなき星であることを告げる。

フェアリー・ゴッドマザーに導かれ、カイリとリクは終わりの世界で名もなき星と出会う。リクが夢で見ていた高層ビルの街は、クァッドラトゥムという場所だとわかり、リクは名もなき星を通じてその世界へ向かう。カイリは自分の未熟さを受け止め、ソラを追う役目をリクに託して、アクアのもとで修行を続けることを決める。一方、イェン・シッドは王様に、古のキーブレード使いたちと新たな世界の関わりを調べるよう命じる。ソラを探す旅は、現実の外側にある未知の世界へと向かい始める。

KINGDOM HEARTS Unchained χ / Union χ[Cross]

「KINGDOM HEARTS Unchained χ」は、2015年9月3日にスマートフォン向けに配信開始された。2017年3月23日に大型アップデートが配信され、「KINGDOM HEARTS Union χ[Cross]」と名称が変更された。現在アプリの配信は終了しており、ストーリーを確認することはできない。

KINGDOM HEARTS Unchained χ / Union χ[Cross]のストーリー

キーブレード戦争の後、プレイヤーはエフェメラとスクルドに救われ、アヴァの導きによってダンデライオンたちが集められた別の世界へ移される。そこでは多くの者が戦争の記憶を失い、新たな日々を始めようとしていた。エフェメラ、スクルド、ヴェントゥス、ブレイン、ラーリアムの5人は新しいユニオンリーダーとして集まり、かつてのような争いを繰り返さないため、ユニオンを1つにまとめることを決める。しかし本来リーダーになるはずだったストレリチアは、戦争の前に何者かによって消滅させられており、その席には別の人物が入り込んでいた。

プレイヤーはチリシィとともに任務を続け、新たな仲間たちと世界を巡っていく。だがその平穏の裏で、デイブレイクタウンには不自然なノイズが現れ始め、プレイヤー自身もキーブレード戦争の悪夢に悩まされるようになる。一方、過去へ時間移動していたマレフィセントは、自分がいる世界が現実ではなくデータ上の世界であることを知る。彼女は「闇」と名乗る存在に導かれ、箱舟を使って現実世界へ脱出するが、その行動によってデータ世界は自らを封鎖する処理を始めてしまう。

ストレリチアの行方を追っていたラーリアムは、やがて彼女の死にヴェントゥスが関わっていたことを知る。しかしそれは、ヴェントゥス自身の意志によるものではなかった。アヴァに化けた闇が彼を操り、ストレリチアを消滅させていたのである。ヴェントゥスの中から現れた闇は、形を持たない自分たちが意志を保つため、強い心を持つ者を器にしようとしていることを示す。ユニオンリーダーたちは闇に立ち向かうが、闇はデイブレイクタウンがいずれ闇に沈むことを告げる。

その背後には、マスター・オブ・マスターの計画があった。彼は、形を失った13の闇を滅ぼすため、自分やルシュ、予知者たち、そしてユニオンリーダーたちを闇の器にしようとしていた。予知書に記された「裏切り者」の言葉も、予知者たちの疑念や感情を強め、闇を誘い出すための仕掛けだった。さらにルシュは現実世界の箱舟の部屋で、白い装束の人物を未来へ送り、「真のダンデライオン」と呼ぶ。世界の崩壊を前に、ラーリアム、ヴェントゥス、エルレナ、ブレインは箱舟で未来へ送り出され、ブレインはマスターキーパーと予知書をエフェメラへ託す。

データ世界に残ったエフェメラ、スクルド、プレイヤーの前には、まだ外へ出ようとする闇が現れる。エフェメラはプレイヤーを箱舟で逃がそうとするが、プレイヤーは突然闇に支配されたかのように振る舞い、エフェメラとスクルドを追い詰める。だがそれは、闇を油断させるための芝居だった。プレイヤーはエフェメラにポータルを開かせることで、闇たちを自分ごとデータの奥へ閉じ込める。最後にチリシィとともに白い空間へたどり着いたプレイヤーは、眠りについてドリームイーターとなる道ではなく、眠らない道を選ぶ。その心はどこかへ飛び去り、やがて後の時代へつながる存在として新たな運命をたどっていく。

デイブレイクタウンは闇に沈み、崩壊した世界の中からエフェメラだけが目を覚ます。彼は後にスカラ・アド・カエルムの創始者となり、始まりのキーブレードマスターとして語り継がれることになる。ラーリアムは花畑で、エルレナは嵐の山岳地帯で、ヴェントゥスはキーブレード墓場で、それぞれ異なる時代と場所にたどり着く。黒い箱を引くルシュはブレインの姿になっており、後に未来のスカラ・アド・カエルムで目覚める。遠い過去の物語は終わりを迎えるが、ダンデライオンたちの選択と犠牲は、ゼアノート、スカラ・アド・カエルム、そしてさらに先の物語へと受け継がれていく。

KINGDOM HEARTS Dark Road

2020年6月22日、スマートフォン向け「KINGDOM HEARTS Union χ[Cross]」に追加収録される形で、「KINGDOM HEARTS Union χ Dark Road」(キングダム ハーツ ユニオン クロス ダークロード)として配信開始。現在アプリの配信は終了しており、ストーリーを確認することはできない。

KINGDOM HEARTS Dark Roadのストーリー

デスティニーアイランドで育った少年ゼアノートは、青いローブをまとった師から、自分が世界を闇から救う「運命の子」かもしれないと教えられていた。やがて師を失い、外の世界への思いを募らせたゼアノートの前に、茶色いローブの人物が現れる。その人物に導かれたゼアノートは、キーブレード使いを育てる世界、スカラ・アド・カエルムへ向かう。闇の回廊を通ったことで彼の心には闇が入り込み始めるが、ゼアノート自身はまだ、その影響の大きさを知らなかった。

スカラ・アド・カエルムでキーブレード使いとして学ぶゼアノートは、エラクゥス、ウルド、ブラギ、ヴェル、ヘルモーズら仲間たちと日々を過ごしていた。ある日、マスター・ウォーデンは彼らに、上級クラスメンバーたちが修行中に行方不明になったことを告げる。ゼアノートたちはまだ未熟ながらも、いくつもの世界を巡って捜索を始める。彼らは世界ごとに異なる時間の流れや秩序を知り、さらに人の心から生まれる闇の存在に触れていく。特にゼアノートは、闇が単なる敵ではなく、人の怒りや欲望、恐れと結びついて世界のあり方そのものに関わっていることを感じ取っていった。

やがてゼアノートたちは、行方不明の上級クラスメンバーたちが「真の闇」を倒すため、7つの光を求めていたことを知る。しかしその計画は、世界の秩序を乱しかねない危ういものだった。さらに、バルドルの姉ヘズがマレフィセントに討たれたこと、そしてその喪失をきっかけにバルドルが闇に飲まれていったことが明らかになる。冥界での調査の後、ゼアノートたちは闇の回廊に引きずり込まれ、ウルドとヘルモーズを失う。スカラ・アド・カエルムに戻ったゼアノートとエラクゥスは、街を襲うバルドルと対峙することになる。

バルドルの闇は、古の時代から続く「真の闇」そのものではなかった。彼が人々の心に感じ取り続けた闇が、恐れと孤独の中で彼自身のものとなり、姉を失ったことで一気に膨れ上がったものだった。バルドルは、光を持つ者と闇を抱える者は決して分かり合えず、闇を持つ者は裁かれるだけだと訴える。エラクゥスは彼を救おうとするが、ゼアノートは闇を祓うのではなく、バルドルの命を絶つ道を選ぶ。この事件によって、ゼアノートの仲間たちはほとんど命を落とし、彼の中には、人の心に潜む闇と、世界の不公平さへの強い疑念が残される。

その後、ゼアノートはマスター承認試験の修行を続ける中で、マスター・オブ・マスターと出会い、黒いコートを授けられる。人々の心を見て回ったゼアノートは、世界にはあまりにも多くの闇が広がっていると感じ、混沌を救うには自分が闇を利用してでも世界を作り変えるしかないと考えるようになる。やがてエラクゥスとともにキーブレードマスターとなったゼアノートは、キングダムハーツをめぐって親友と対立し、二人の道は少しずつ分かれていく。長い時を経た後、ゼアノートはキーブレード墓場でヴェントゥスを見つけ、彼の中に潜んでいた存在にも目を向ける。そして物語は、旅立ちの地でテラ、アクア、ヴェントゥスがたどる悲劇へとつながっていく。

初プレイ時のプレイ順について

キングダムハーツシリーズを初めて遊ぶ+全て遊びたいという人がどの順番でプレイするべきか、という話はファンの間でも意見が分かれるところです。私個人としては発売順にプレイしてほしいと思っています。古い順にやるという方法もありますが、キングダムハーツはストーリーの伏線回収が面白さの1つになっているため発売順プレイがその面白さを最も感じられるやり方だと思います。

具体的には以下の順番です。

  1. KH1
  2. KHCOM
  3. KH2
  4. KHDays
  5. KHBbS
  6. KHcoded
  7. KHDDD
  8. KH0.2
  9. KH3
  10. KHMoM

KHUXとKHXBCをどこに入れるかは難しいところです。KHXBCの内容はKH3にも絡んでくるので前に見ておくべきですが、KHXBC自体がKHUXの裏側を描いた作品となるためKHUX前半のストーリーも押さえたいところです。KHUXはサービス終了しており新たにストーリーを自分で確認することはできないため、YouTubeに上がっているストーリーシーンのまとめ動画を見ることになります。KHX系列の作品はKH3より後の作品に絡んでくる内容なので、最悪KH3後にまとめて見ても問題ないとは思います。

発売順プレイがおすすめの理由

以下、発売順プレイがおすすめの理由についてストーリーを踏まえて説明するので、未プレイでネタバレを見たくない方はここでストップして、発売順にプレイを始めましょう。

YouTubeなどのキングダムハーツ初見実況プレイ動画では、KH2より先にKHDays映像作品を見てしまうものもあります。これはKH1.5にKH2より時系列で前に来るKHDaysが収録され、KH1.5+2.5でもそのままの順番で収録されたことが理由だと思います。この収録方法になった理由は、発売順に収録するとKH1.5にナンバリングが2つ含まれてしまうことが原因かと思いますが、そうであってもKH2から先にプレイするべきです。

XIII機関は初登場時は黒コートで顔を隠している場合が多いことが特徴で、ストーリーが進むにつれて徐々に顔やキャラクターが明らかになっていきます。KH2で全ての機関メンバーを倒すことになるためKH2終了時には全メンバーの顔と名前が分かっているわけですが、KHDaysはその前提で映像が作られています。そのため、KHDays→KH2という順序でプレイすると、KHDaysでは当たり前のように知らないキャラクターの顔や性格が表現され、逆にKH2では既に知っているはずのキャラクターが無意味に隠されたり意味深なシーンに使われたりすることになります。

ロクサスについても、KH2序盤謎の少年を操作しよく分からないままソラへ還ったあと、終盤にかけてロクサスの正体を知っていくところが面白いのに、ロクサスの性格やアクセルとの友情を知った状態でプレイしていては感動が薄れてしまいます。言ってしまえばKH1のラスボスのアンセムが本当の賢者アンセムではなくゼアノートのハートレスであると知った状態でKH1をプレイするようなものです。

KHBbSについても同様です。古い順にKHBbSからやるべきなんていう意見も見ますが、シリーズの主人公であるソラのことを知らずして幼いソラ、リク、カイリを見ても感動は無いでしょうし、シリーズ全体に関わる様々な伏線回収を楽しめないのはシリーズのストーリーを楽しめないも同然だと思います。

私はキングダムハーツシリーズは発売順のプレイを強く勧めます。このページにある作品ごとのあらすじも、その時点で分かっていることまでしか書かないようにこだわっているのは、こういった理由からです。