【Slack】急に自動で無料トライアルが始まった【友人とSlack】

こんにちは。

私は大学時代の友人とのやりとりにSlackの無料プランを活用しているのですが、今朝勝手に自動で有料プランの無料トライアルが開始していることに気づきました。どうやらSlack側が新年のプレゼントということで一部ワークスペースにプロプランの無料トライアルを提供しているようです。今回はそのことについて紹介します。

仕事以外でも役立つSlack

私は普段仕事でSlackを使っています。プロジェクトや案件ごとにチャンネルが分かれ、在宅勤務になってからは音声通話もよく使うようになりました。こういったことからSlackはビジネスコミュニケーションツールの印象が強いですが、友人とのやりとりにも結構向いています

大学時代の友人でなんとも言えない距離感のグループがあるのですが、そのメンバーが入ったSlackワークスペースがあります。元々はLINEグループを使ってやりとりしていたのですが、趣味も活動時間も微妙にずれているメンバー同士、話題が入り混じったりいつの返信か分からないメッセージが飛び交っていました。当時Slackはまだ日本語化されていなかったのですが、思い切って導入して良かったと思っています。

会社などで友人とのコミュニケーションにSlackを使っている話をすると、エンジニア主体の会社であっても結構驚かれるのですが、Discordのコミュニティと大して変わらないものだと思っています。トピックに応じてチャンネルを分け、興味のあるチャンネルだけジョインして情報交換をする、適度な距離感です。

もちろん無料プラン

そんなSlackワークスペースですが、もちろん無料プラン(フリープラン)で利用しています。有料プランでできることの多くは仕事でSlackを使うような場合に嬉しい機能ばかりです。メッセージの閲覧・検索件数は1万件に制限されるので、数ヶ月もすれば見れなくなるメッセージが出てきますが、大して重要なやりとりもしていないのでそこまで問題になりません。

むしろ問題なのは価格のほうで、Slackの有料プランはメンバー数に応じた月額課金になっています。一番安い有料プランであるプロプランでも、1人月額960円(年払いで850円)、5人いれば4,800円(同4,250円)かかってしまいます。友人との比較的どうでもいいやりとりにここまでのお金をかけようとは思えません。アプリ数が無制限になったり画面共有のグループ通話ができるようになったりするメリットはありますが、そこまで頻繁に使う機能ではありません。

突然の無料トライアル開始

というわけで無料プランで使っていた友人とのワークスペースなのですが、今朝突然こんなポップアップが表示されました。

Slackで表示された無料トライアル開始のポップアップ
「新年のプレゼント」で突然のプロプラン開始

約1ヶ月間プロプランの機能が使える無料トライアルが始まったのです。他に無料トライアル開始を知らせるメールも届いていました。自分はリアルタイムでこのポップアップを見て、直前にそのような操作は特にしていないので、他のメンバーが開始したか寝ている間にスマホで誤って無料トライアルを開始したのかと思いました。しかし心当たりのあるメンバーはおらず、よく見るとポップアップには「新年のプレゼント」の文字・・・。

どうやらSlack側が有料プランの機能・快適さを無料プランのユーザーにも知ってもらおうと、ユーザー側の無料トライアルの申し込みを待たずに強制的にプロプランの無料トライアル状態にしているようなのです。同じ状態になっていると思われるTwitterユーザーのツイートも見られました。

そこまで多くのユーザーがツイートしているわけではないので、一部のワークスペースのみが対象なのでしょうか。会社で有料プランを使っているのでそこまでUIの変更に違和感は無いのですが、上のツイートでも言われているように有料プラン限定の機能が自動的にオンになるのは鬱陶しいかもしれません(そうしないとSlack側としては無料トライアルを提供する意味が無いですが)。

自動で課金はされない

無料トライアルと聞いて心配になるのが、勝手に課金されないかという問題です。基本無料を謳うアプリの多くは、無料トライアルが0円の課金という扱いになっており、無料トライアル期間が終了すると自動で月額料金が課金される仕組みになっていることが多いです。無意識に無料トライアルを始めて便利に使っているうちに気がついたら課金されてしまっているというやつですね。

今回の無料トライアルはSlack側が勝手に始めたというのもあって、期間終了後の自動課金はありません。無料プランに戻るだけです。有料プラン限定の機能を使うことがなければ、特に何も意識せずそのまま使い続けることができます。というよりそもそも、Slackの有料プランの無料トライアルはクレジットカードの事前登録は必要なく、明示的に有料プランにアップグレードしない限り請求は発生しないようです。ダークパターンの課金システムが多いなか良心的なサービスですね。


というわけで今回は、Slackが強制的に無料トライアルを始める施策をやっているという話でした。価格を考えると趣味利用で有料プランにしようとは思いませんが、仕事で使っていてかなり便利なので今後の発展にも期待です(Salesforceにも買収されましたしね)。

それではまた。

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