こんにちは。
先日、結婚式に向けて前撮りに行ってきました。妻のウエディングドレスは「はなのドレス」という格安ドレス通販サイトで購入しました。このサイト、全てのドレスを2万円以下で購入できるというすごいサイトなのですが、本当に品質に問題が無いのか、評判等を調べてもほとんど情報が出てきません。2万円ならまあ失敗してもいいか・・・ということで実際に購入し着用してみてどうだったのか紹介します。
【はなのドレス】1.5万円で格安ウエディングドレスを買ってみた【前撮り】
前撮りにはお金がかかる
結婚式は本当に色々なことにお金がかかります。結婚式をやると決まってまず大きなお金がかかるのが、前撮りです。結婚式より先に正装の状態で写真や動画を撮っておけば、招待状やオープニングムービーで使うことができますし、結婚式当日はなかなか落ち着いて綺麗に写真を撮ることができないため、あらかじめ別で綺麗な写真を残しておくことが一般的です。とはいえ、結婚式・披露宴とは別でカメラマンやスタジオ、外撮影ならロケ地を押さえる必要があり、相応に高額な費用がかかります。また、衣装も基本的には結婚式や披露宴と別のものを利用するため、スタジオのレンタルであってもその費用は無視できません。
私は結婚式は和装（紋付袴・白無垢）で行う予定ですが、前撮りはせっかくなので洋装（タキシード・ウエディングドレス）で行いたいと思っていました。私が挙式する予定の結婚式場では、式場内での撮影かつ当日と同じ衣装を前撮りでも着用する場合に限り衣装の追加レンタル代がかからないことになっていますが、違う衣装にしたかったのと旅行先での撮影にしたかったため式場には頼みませんでした。
前撮りやフォトウエディングを行っているフォトスタジオでは、料金プランに衣装のレンタル代が含まれている場合がほとんどです。一方で、新作ドレスや人気のドレスについては追加料金がかかる場合もあります。前撮りにかかる費用の相場は大体10万円から20万円程度となっています。
フォトスタジオの探し方
前撮りを行えるフォトスタジオは無数にあります。色々探してみましたが、Photoraitというポータルサイトが結婚関連のフォトスタジオ探しのデファクトスタンダードのようです。ここは食べログのフォトスタジオ版といった感じで、公式サイトとして使っているスタジオもあるほどです。基本的な情報や口コミだけでなく、作例やどういったオプションがあるか、スタッフのブログまで用意されています。
今回は旅行先での撮影ということで、まずエリアを絞ってスタジオを探しました。また、衣装は自分でも用意できると思い、作例やオプション（ドローン撮影ができるか、新郎のヘアメイクが可能か）を重視して選びました。実際に利用した人の口コミもありますが、結婚関連サービスは基本的に新郎新婦がこだわり抜いた要望に応えてくれるためか悪い口コミはあまり無く、参考にしにくいかもしれません（基本的に悪い口コミが付きがちな医療業界と真逆です）。
好みの衣装が無い
というわけで私たちはオプションやフォトグラファーの作風を重視してフォトスタジオを選んだのですが、新婦のウエディングドレスに関しては好みの衣装がありませんでした。ウエディングドレスは、シルエット、生地感、装飾、腰回り・腕回りのサイズ感など、好みや体型に左右される要素が新郎のタキシードより多いです。利用したフォトスタジオでも様々なウエディングドレスが用意されていたのですが、装飾でボリューム感を出していたりゆったりしたシルエットのものが多く、小柄でウエストや腕が細くクールな雰囲気の妻に合いそうな衣装がありませんでした。衣装レンタル代も料金に含まれているため損ということにはなるのですが、理想のために個人でウエディングドレスを用意してみることにしました。
格安ドレス販売の「はなのドレス」
自分でウエディングドレスを用意するとなると、やはり価格が気になります。一方で、なんとなく中古は嫌な感じがします（スタジオでレンタルしたらどのみち中古と同じですが）。新品のウエディングドレスでなるべく安く好みのものが用意できないかと探していました。
そんななか妻がInstagramの広告で発見した販売サイトがはなのドレスです。
新品のドレスが全て2万円以下という格安で売られています。他のウエディングドレス販売サイトでは「最低価格2万円台」などはありますが、上限がここまで安いサイトはありません。はなのドレスは格安ドレスに特化しているのが特徴です。
ABOUTページのConceptにはこう記載されています。
当店は2万円以下のウェディングドレスを扱うドレスショップです。
高価なウェディングドレスに手が届かない、手を伸ばすことができない花嫁さま
大切な結婚式はもちろん その後の新生活も楽しみにされている花嫁さま
そんな花嫁さまの夢を叶えたいという想いで当ショップはオープンしました。
結婚式はその準備を含め大変なお金がかかります。そう考えると、一生残る写真を撮影するとはいえ、レンタルだけで数十万かかる本番の衣装と比べると前撮りの衣装はグレードが下がってもいいと感じていました。2万円以下でウエディングドレスが用意できるならこれ以上ありがたいことはありません。
気になる品質と運営体制
とはいえレンタルだけで数十万かかるはずのウエディングドレスが新品で2万円以下で手に入るというのは、相当品質が悪いのではないかと疑わざるをえません。このはなのドレスという販売サイトもほとんど情報が無く信用していいものか悩んでいました。はなのドレスで購入してみたという人の情報はほぼ無く、BASEという無料のネットショップ運営サービスを使って運営されていることもあり、はなのドレス自体の運営体制についても詳細が不明です。ちなみに公式Instagramは精力的に更新されています。
格安で手に入る理由について、はなのドレスのサイトには「配送コスト・人件費をなるべく抑えるため、海外の提携物流業者により検品、梱包、発送をしております。」と記載されています。国内の業者を通さず直接発送するだけでこれだけコストが抑えられるのでしょうか？また品質については、「日本製のものよりもほつれや傷があったりする場合もあります」との記載があります。その具合が気になるところではあるのですが、こればかりは実際に購入してみないと分かりません。
前撮りには問題ない品質
というわけで実際に購入してみました。今回購入したのは15,980円のウエディングドレスです。海外からの発送で時間がかかることは覚悟していましたが、12月中旬に注文し1月上旬には届きました。なお、1月中旬以降に注文すると仕入れ元のドレスメーカーの休業の関係で到着は3月以降になってしまうようです。春に前撮りを考えている方は注意が必要です。
ドレスは丸めてビニール袋に入れた状態でダンボールで届きました。持ち運び用のドレスバッグ・ドレスケースは付属していません。早速家で試着をしてみましたが、特に問題ない品質でした。真っ白で刺繍の多いドレスを選びましたが、汚れていたり黄ばみがあったりということは無く、刺繍の状態も良かったです。多少糸のほつれはありましたが、糸も生地も白いので相当寄って写真を撮らない限り目立たない程度のものでした。1.6万円という値段を考えれば十分素晴らしいドレスです。
新郎の私はフォトスタジオでタキシードを借りましたが、正直生地が薄く安いものだろうなという感じでした。毎日代わる代わる色々な人が着用していてクリーニングも繰り返しているでしょうから、仕方ないと思います。スタジオ側を下げようというわけではなく、十分代わりになるレベルの新品ドレスが2万円以下で買えるということです。衣装レンタルがプラン料金に含まれているフォトスタジオでも、衣装の購入と持ち込みを検討する価値はあると思います。
はなのドレスの特徴と注意点
その他、はなのドレスを利用するにあたっての特徴と注意点を紹介します。
送料無料
ドレスの料金の中に送料も含まれています。送料込みで2万円以下ですから驚きです。なお、北海道・沖縄県・離島は追加の送料がかかります。
サイズが合わない場合に返品可能
配達完了から5日以内であれば、サイズが合わなかった場合や不良品の場合に返品が可能です。往復の送料を負担する必要はありますが、ドレスは特にサイズ合わせが重要なので返品可能なのは嬉しいポイントです。
一部はセミオーダー可能
サイズが合わないことが心配であれば、一部のドレスはセミオーダーをすることもできます。5,000円の追加料金と発送まで追加で40日前後かかりますが、肩幅やウエストなど細かく指定可能です。
配達完了まで2週間前後
海外から直接発送されますが、注文から2週間前後で配達されます。私たちの場合年末年始を挟みましたが、3週間くらいで届きました。ただし、1月中旬～2月はじめ頃はメーカーが休業とのことで、2ヶ月ほど時間がかかる場合があります。また海外からの配送になるため、トラブルで到着が大きく遅れることも踏まえて早めに注文するのが良いと思います。
ドレスによって差はあるかも？
今回私たちが購入したドレスは満足する結果をもたらしてくれました。しかし、メーカーのブランドも分からない海外からの輸入ドレスになるので、もしかするとドレスの種類やロットによって品質に差があるということもあるかもしれません。あくまで2万円以下の格安ドレスなわけなので、期待しすぎは禁物かもしれません。
というわけで今回は、格安ドレス通販サイトのはなのドレスで1.6万円のウエディングドレスを買ってみたという紹介でした。金額にもよりますが、レビューが無かったり格安でも怯まず試してみるのもいいと思いました。
それではまた。
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