子どもの頃疑問に思っていたけど考えてみたら当たり前だったこと

こんにちは。今回はいつもとちょっと違う雰囲気の記事です。

皆さんは子どもの頃疑問に思っていたことってありますか?まあ無い人はいないとは思いますが、結局その疑問の答えはどれほど難しかったでしょうか。このあいだふと、自分が子どもの頃に疑問に思っていたことで、その答えは当たり前というか単純なものだったことがあったなあと、懐かしさと恥ずかしさを同時に思い出したので、ここで書いてみようと思います。可愛い子どもの考えだと思って読んでください。

1. トイレットペーパーは終わりが近づくほど加速的に無くなる

小さい頃、自分の番でトイレットペーパーが無くなると新しいトイレットペーパーを補充しなければならないのが嫌でした。まだたくさん残っていれば安心でしたが、減ってだいぶ細くなってきていると自分の番で無くならないかとドキドキしていたものです。もうすぐ無くなるのを感じてほんとに少しだけ残して出ていくという、次の人にしたら一瞬で無くなる迷惑なこともしていました。子どもですね。

そんな小さな私が疑問に思っていたこと。トイレットペーパーは1本の筒に巻かれているのに、なぜ終盤になると序盤より早く無くなるような感覚があるのか。最後の人になるのが嫌でトイレットペーパーの残りの量に敏感になっているから感覚的なものだろうと思っていました。

答え:序盤と終盤で円周が違う

考えてみると当たり前ですが、トイレットペーパーの使い始めと使い終わりでは円周が違います。紙の厚さや巻く強さによって外側に行くほど膨らんでいくので、序盤の1回転と終盤の1回転では明らかに使える紙の量が違うのです。

家の未使用のトイレットペーパーを測ってみました。芯の直径は約3.8cm、外側の直径は約10.3cmでした。円周率を3.14として計算すると、序盤は1周約32.3cm、終盤は1周約11.9cmとなります。つまり使い始めと比べて使い終わりが近い位置では同じだけ引っ張り出しても約3倍のスピードで小さくなっていくのです。これだけ明らかな違いがあるのに精神的な問題だと認識していたのです。自分で言うのも変ですが可愛いですね。

2. 電車は終点でどうやって前後を入れ替えているのか

私はABOUTページにも書いていますが、小さい頃から電車が好きでした。某首都圏JR路線沿いに住んでおり、電車を見る機会が多かったのです。家族で電車に乗るときは先頭車両まで行っていました。

そんな小さな私が疑問に思っていたこと。電車は終点までたどり着いたらどうやって前後を入れ替えているのか。先頭に運転士、最後尾に車掌が乗っているのは知っていました。1号車、2号車、・・・と車両に番号が付いているのも知っていました。しかし、それを終点でどうやって入れ替えているかまでは知らなかったのです。終点の先に大きなループ線があって前後が入れ替わった状態で戻ってくる、というのはスペース上ありえないところまで考えられていました。

そして子どもの私が出した結論。それはクレーンが編成を持ち上げて前後を入れ替えているというものでした。終点の駅に行ったことがなかったので、先頭が1号車の状態で到着した列車をクレーンが持ち上げ、折り返し運転でまた1号車が先頭になるように配置し直していると思っていたのです。線路ごとにそんなことをやっていたら、自分で否定していたループ線を作る考えよりも遥かにスペースを必要としそうですが、そこまでは考えが巡らなかったのでしょう。

答え:両側に運転台があり運転士と車掌が入れ替わるだけ

答えは当たり前ですが、車両の前後は入れ替えず、運転士と車掌が交代しているだけです。先頭で機関車が牽引していた頃はそうではありませんが、現在は両端の車両どちらにも運転台と車掌用の設備があります。同じ路線の中で使われる同じ種類の車両は全て同じ向きに揃えられており、上り列車・下り列車のどちらかの先頭が1号車になっています。

小さな私は先頭が必ず1号車だという先入観からこのような考えを持ったのでしょうが、例えば10両編成であれば上りと下りのどちらか10号車を先頭にして走っているわけです。一見分かりにくいようにも思えますが、同じホームに到着する逆方面の列車についてはA駅方面が1号車、反対のB駅方面が10号車、と統一されている方がエレベーターの位置やトイレ・車椅子スペースの位置などが案内しやすいでしょう。


ぱっと思いつくのはこの2つでした。小さい頃の勘違いは今思えば可愛いものですが、こういった疑問を自分なりに考えて結論を出すことが勉強や頭のトレーニングになるのは大人になっても変わらないことなので、日頃の疑問は自分なりに考えたうえですぐに調べて自分の知識にできるようにしたいですね。またこういう子どもの頃の疑問を思い出したら書こうと思います。

それではまた。

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