Xiaomiスマートバンド7のアプリはZepp Lifeがおすすめ【Mi Fitnessとの違い】

Xiaomiスマートバンド7のアプリはZepp Lifeがおすすめ【Mi Fitnessとの違い】

こんにちは。

Xiaomiスマートバンド7が発売されました。機能面での進化はありますが、連携に使うアプリがZepp LifeからMi Fitnessに変わったことも話題になっています。Mi FitnessアプリはGoogle Fit連携ができないことが知られているため、今後もGoogle Fit連携をするにはZepp Lifeアプリを使う必要があるという紹介です。

Xiaomiスマートバンド7

Xiaomiのスマートバンドシリーズはこれまで「MiスマートバンドMi Smart Band)」の名称で展開されてきましたが、今回の7から「XiaomiスマートバンドXiaomi Smart Band)」という名称に変更されました(大した変更ではありませんが)。そのXiaomiスマートバンド7の日本語版が7月15日に発売され、Miスマートバンド6を使ってきた私もすぐ手に入れました。

画面が大きくなるとともに本体サイズ自体も少し幅が広がり、細長いボディの印象がやや弱くなったかなと思います。

Xiaomiスマートバンド7とMiスマートバンド6を腕に付けた様子
本体サイズが大きくなった7(左)と6(右)を腕に着けてみての比較

また、Xiaomiスマートバンド7では常にディスプレイを表示しておくことができるようになりました。Google Pixelスマホのアンビエント表示のような感じです。文字盤デザインそれぞれに画面オフ時用のデザインが用意されており、画面をタッチしたり腕を持ち上げたりしたとき以外は常にその表示がされるようになります。腕を持ち上げなくても日時や歩数などが確認できるようになり、デスクワーク時や荷物を持っていて腕を持ち上げられないときにありがたい機能です。

スマホ側の対応アプリはMi Fitness

そんなXiaomiスマートバンド7ですが、取扱説明書や本体初回起動時に表示されるQRコードからダウンロードを促されるのは、これまでのZepp Life(旧Mi Fit)アプリではなく、Mi Fitness(旧Xiaomi Wear)アプリになっています。これまでMiスマートバンドシリーズやMi体組成計はZepp Lifeアプリ、XiaomiスマートウォッチシリーズはMi Fitnessアプリというような棲み分けがなされていましたが、名称が変わったXiaomiスマートバンドシリーズもこれからはMi Fitnessアプリで同期するということになっていきそうです。

Xiaomiウェアラブルデバイスの対応アプリは複雑

この時点で非常に複雑な話になってきていますが、Xiaomiの複数あるウェアラブルデバイスシリーズは、それぞれ同期に使う対応アプリが違います。またそれらは混乱を招くような名称変更も行われており、一体これからどうなっていくのかさっぱり予想がつきません。

元々各種デバイスと連携アプリの関係は次のようになっていました。

  • Xiaomiスマートウォッチ等
    • Mi Fitness(旧Xiaomi Wear)アプリ
  • Miスマートバンド等
    • Zepp Life(旧Mi Fit)アプリ
  • Amazfit GTR等
    • Zepp(旧Amazfit)アプリ

このように対応アプリが3種類あり、それぞれが最近名称変更したので非常に分かりにくくなっています。旧Mi Fitアプリは現Mi Fitnessアプリと関係ない別のアプリです。現Zepp Lifeアプリは現Zeppアプリと関係ない別のアプリです。

Zeppの名称は、Xiaomiが出資するZepp Health Corporationという企業から来ています。Amazfitシリーズを販売しているのもこの会社です。MiスマートバンドからXiaomiスマートバンドに名称を変更したのはXiaomi本体が作っているものだというのを強調したいということなのでしょうか。一方で、Xiaomiスマートバンド7はZepp OSというOSを搭載しているなんて話もあります。もうよく分かりません。

Mi FitnessはGoogle Fit連携できない

Androidユーザーがウェアラブルデバイスやヘルスケア系デバイスを選ぶうえで重要になるのが、Google Fitとの連携・同期ができるかということだと思います。私も体重計はOMRON connect経由でGoogle Fitに連携できるオムロンのものを使用しています。様々なメーカーの製品を使い分けていても、Google Fit上にデータが集約されるわけです。

そしてXiaomiスマートバンド7で標準の連携アプリとなったMi Fitnessですが、なんと現段階ではGoogle Fit連携できません。Miアカウントにデータが蓄積されていくのみです。Mi Fitnessアプリのレビューを見ると、Xiaomiスマートバンド7を買ってアプリをインストールしたものの、Google Fit連携できないことにショックを受けているものが見られます。このアプリにはZepp Lifeからデータを転送(移行)する機能が用意されていますが、移行を促すなら移行前のアプリでできることは全てできてほしいですよね。

Zepp LifeでもXiaomiスマートバンド7と連携できる

というわけでXiaomiスマートバンド7を使いながらGoogle Fit連携もしたい私は困ってしまいましたが、これまでのMiスマートバンドシリーズの連携アプリだったZepp LifeでもXiaomiスマートバンド7と連携できるという情報を得ました。早速私もスマートバンドを登録して連携してみましたが、問題なくGoogle Fitにも心拍数等のデータが連携されています。Google Fit連携を考えるならZepp Life一択になります。

ちなみにZepp LifeアプリでMiスマートバンド6など以前のスマートバンドをペアリングしていた場合、Xiaomiスマートバンド7を登録する際にそれまでのペアリングが解除されます。

スマートバンドのペアリングの解除を確認する画面
ペアリングできるスマートバンドは1種類で、新しいスマートバンドのペアリング時に同時に古いほうを解除できる

当たり前といえば当たり前ですが、1つのアプリに同時にペアリングできるスマートバンドは1種類ということですね。

Mi Fitnessアプリを使う利点

Google Fit連携をしたいのであればZepp Lifeアプリを使う必要がありますが、Mi Fitnessアプリを使う利点が全く無いわけではありません。文字盤のデザインはアプリ側から選んで設定することになりますが、Mi Fitnessアプリでは選択時にXiaomiスマートバンド7から追加された常時オンディスプレイ用の文字盤デザインを確認することができます。Zepp Lifeアプリでは画面タッチ時のホーム画面の文字盤デザインしか見ることができず、10秒程度待って文字盤設定の同期が終わってからデバイス側で表示を確かめる必要があり、次々確認しながら文字盤デザインを選ぶことには向いていません。といってもGoogle Fit連携ができないデメリットを上回りませんが。

一方で、XiaomiスマートバンドシリーズがこれからもZepp Lifeアプリで管理できる状態が続く保証もありません。Mi Fitnessアプリの利用を促しているということはこれから移行を進めていくということであり、いつZepp Lifeアプリが使えなくなってもおかしくないとも言えます。実際、Mi Fitnessアプリ側でも1世代前のMiスマートバンド6が連携できるようになっており、これまでのスマートバンドのユーザーも含めMi Fitnessアプリに移行していくのかもしれません。

Mi Fitnessアプリのデバイス追加画面
Mi FitnessアプリではXiaomiスマートバンド7だけでなくMiスマートバンド6もペアリングできる

また、Mi FitnessアプリもGoogle Fit連携にそのうち対応するかもしれません。スマートウォッチと連携するアプリながらGoogle Fit連携できない状態でこれまで来ているので確証は全く持てませんが、要望が大きければ対応せざるをえないでしょう。少なくとも、Mi FitnessアプリがGoogle Fit連携に対応していない現段階ではZepp Lifeアプリが最善の選択肢ということです。


というわけで今回は、Xiaomiスマートバンド7は公式の推奨する連携アプリはMi Fitnessなものの、Google Fit連携をするにはZepp Lifeを使わないといけないという話でした。小型で余計な機能も無いお気に入りのデバイスなので、これまで使ってきたユーザーが不便しないような対応に期待したいです。

それではまた。

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