「~は使うな!」系の記事は嫌いです

こんにちは。

今日の記事はカテゴリをプログラミングにしようか考え事にしようか迷ったんですが、考え事にしました。技術系記事にたまにある「~は使うな!」系の記事、嫌いです。っていう話です。そういう記事は見ないほうがいいです。

自分が得意なWeb系で例を出すと、「floatは使うな!」「brタグは使うな!」「bタグは使うな!」のような記事です。こういった記事は主張がかなり一方的で、「こういったときに良くないから~は絶対使うな!」と書いてあることが多いです。「こういったときに良くない」まではいいんですが、「絶対使うな!」という決めつけが残念です。「こういう場合は使わないほうがいい」と説明するなら、本来どういうふうに使うものなのかという説明も同時に必要なはずです。絶対使うなとは言ってほしくないんです。非推奨となり互換性維持のために残されている仕様ならともかく、本当に使わないものならそもそも仕様には残らないはずですし、あるということはそれなりの使い方があるということだと思うんです。絶対に使ってはいけないものではないはずです。

ある程度知識のある人なら良いページ悪いページの区別が付きます。しかし初学者は書いてあることを鵜呑みにしがちです。そういう場合に「~は使うな!」系の記事を見てしまうと、そのもの自体に悪い印象を持ち、それを使うのが本当は望ましい場合でも使うという選択肢を除外してしまいむしろ望ましくない書き方をしてしまうかもしれません。

「~は使うな!」というタイトルの記事でも、内容は絶対に使うなというものにはなっていない場合もあります。こういうのは恐らく過激なことを書いて目立たせてアクセス数稼ぎをしているのかなと思うのですが、こういうのも個人的には嫌いなので自分は開かないです。

具体例を出しておくと、例えばCSSのfloatは横並びレイアウトに用いるにはトリッキーな仕様が多く、table-cellやflexやgridといったもっと望ましいレイアウト方法があるため使うべきではないです。そこで記事を書くとき、「【CSS】デザイン崩れの原因になるfloatは使うな!」みたいなタイトルを付けて、いかにfloatが悪者であるかをひたすら書くようなことはしないでほしいということです。技術系ページを書くのであれば、どういう場合にfloatは適さないのか、なぜ適さないのか、望ましい代替策は何か、floatはどういう場合に使うのが望ましいのか、というところまで触れた上で、「【CSS】floatは横並びレイアウトには適さない【代替策とfloatの正しい使い方】」のようなタイトルを付けてほしいなと思うわけです。

ちなみに自分はこんなちゃんとした記事は書かないつもりです()。ブログなのであくまで記録であって解説系ページは書かないです。例えば【LINE Pay】LINEポイントクラブへの変更で私は得をするのかもそうですが、あくまで個人的な話として書いているのであらゆる視点から見たメリット・デメリットは解説していないです。といったイメージです。

そしてこの記事自身が「『~は使うな!』系記事は使うな!」という記事になっているのは面白ポイントです。

それではまた。

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