結論、発行への道のりは長いことがわかりました。コロナ対策の給付金の申請が始まってから、マイナンバーカードの発行には1ヶ月ほどかかるから郵送申請のほうが結果的に早いよ、なんて話がよく出ており、発行に1ヶ月かかるのは知っていました。それでも、町の写真機から申請できるなんて話も聞いていたりして、そこまで面倒ではないんだろうと勝手に思っていました。しかし壁が立ちはだかりました。
1つ目。スマホにしろパソコンにしろ写真機にしろ、オンラインで申請するには申請書IDが書かれた交付申請書が必要になります。これはマイナンバー通知カードが郵送されたときに一緒に付いてきたものです。これが手元になければまずオンライン申請はできません。自分の場合は見覚えは確かにあるのですが、どうせマイナンバーカードは作らないだろうと適当に扱った結果、行方がわからなくなっています。恐らく実家のどこかにあるでしょう。
2つ目。もし交付申請書を発掘できたとします。しかしマイナンバー通知カードが発行された時点から引っ越しをして住所が変わっていると、その交付申請書は使えません。理由はわかりませんが、どうやら役所に行って住所変更した旨を伝えれば新しい交付申請書を交付してもらえるそうです。そんなことのために平日休みを取って役所に行くなんてことはしたくありません。
3つ目。残された道はWebで手に入れた未記入の交付申請書を印刷して手書きで記入し、自分で郵送する方法です。この場合でもマイナンバーの記入は必要ですが、マイナンバー通知カードは手元にあるのでここは問題ではありません。しかし用紙を印刷し写真を貼りそれを自分で送らなければなりません。送る用の封筒もマイナンバー通知カードと一緒に入っていたのですが、そんなものは手元にはありませんので自分で封筒を用意して切手を貼って出さなければなりません。ということは郵便局に行かねばなりません。
4つ目。やっとの思いで交付申請書を出し、内容に不備が無く通過すると、発行の準備ができたことを知らせる交付通知書が自宅に簡易書留で届きます。そう、簡易書留です。重要な書類なので仕方がないことだとは思いますが、一人暮らしの社会人に簡易書留は厳しいものがあります。少なくとも平日は受け取れません。休日だってずっと家にいるとは限りません(今の時期はいることが多いかもしれませんけど)。そうなると郵便局留めをお願いして自分で取りに行くことになりそうです。そしてよく言われる発行まで1ヶ月というのは、申請書を出してから発行通知書が発送されるまでが概ね1ヶ月ということだそうです。長い道のりです。
5つ目。発行通知書をなんとか受け取れたとしましょう。ではどこで発行したカードを受け取れるのか。そう、役所です。流石にマイナンバーカードは簡易書留でも送れません。また電子証明書として使えるよういくつかの暗証番号を設定する必要があり、それが役所でしかできないようです。もちろん必要性は理解していますが、やはりめんどくさいと言わざるをえません。そして社会人には優しくありません。マイナンバーカード取得休暇的な特別休暇が欲しいです(冗談)。
というわけで、マイナンバーカードそろそろ発行してみてもいいかな、と思っても実際に手に入れるまでにはしばらく時間がかかりそうです。無事手に入れることができたらそのときまた報告するかもしれません。
それではまた。