こんにちは。
先日、家計の支払い用にAmazonのクレジットカード「Amazon Prime Mastercard」を作りました。発行会社が三井住友カードで既に持っているLINEクレカと同じため、Vpassおまとめログインサービスにより複数のカードが1アカウントで管理されています。そうなるとマネーフォワードでは1つの口座として扱われてしまい、個人の支出管理と分けられなくなると思ったのですが、マネーフォワードのグループ機能で分けて管理することができたので紹介します。
こんにちは。
先日、家計の支払い用にAmazonのクレジットカード「Amazon Prime Mastercard」を作りました。発行会社が三井住友カードで既に持っているLINEクレカと同じため、Vpassおまとめログインサービスにより複数のカードが1アカウントで管理されています。そうなるとマネーフォワードでは1つの口座として扱われてしまい、個人の支出管理と分けられなくなると思ったのですが、マネーフォワードのグループ機能で分けて管理することができたので紹介します。
先日Amazonプライムの家族会員になったので、初めてのプライムデーのついでにAmazon Prime Mastercardを発行しました。セール期間中に発行できるかヒヤヒヤした話は以下の記事で読めます。
このクレジットカードは個人ではなく家計の支払い用に発行したのですが、もちろん名義は個人にする必要があります。
Amazon Prime Mastercardの発行会社は三井住友カードです。私は三井住友カード発行のクレジットカードを既に2枚持っています。LINEクレカ(Visa LINE Payクレジットカード)とLINEクレカ(P+)です。ちなみに以下の記事にも書いているように、Visa LINE Payプリペイドカードも三井住友カード発行のプリペイドカードなので、LINE関連の三井住友カード発行カードは三刀流です。
クレジットカードの発行会社が同じ場合の注意点として、利用可能枠(利用限度額)が共通であるということが挙げられます。例えば、クレカAの利用可能枠が50万円、クレカAと発行会社が同じクレカBの利用可能枠が20万円だとすると、クレカBで20万円使った場合クレカAの利用可能枠も20万円使われたことになります。ただ、国際ブランドが違えば利用可能枠が別で設定されることもあるということで、LINEクレカとAmazon Prime Mastercardであれば別枠になっているかもしれません(確認していません)。
ちなみに私はヨドバシカメラのクレジットカードであるゴールドポイントカード・プラスも持っています。こちらはゴールドポイントマーケティングというヨドバシカメラの子会社が発行しているカードですが、三井住友カードと業務提携を行っているようでカード券面には三井住友カードが発行会社として書かれていました。こちらは利用可能枠も共有されていそうです。
三井住友カードはVpassという会員向けサービスを提供しており、Web上で利用明細や利用可能枠の確認ができるようになっています。いわゆる「三井住友カード」と呼ばれるカードでなくても三井住友カードが発行しているカードであればVpassを利用することになっており、Vpassおまとめログインサービスを利用すれば1つのIDで複数のカードの情報を確認できます。
以前はおまとめログインサービスを使っても使わなくてもよかったのですが、2023年3月からおまとめログインサービスの登録が必須になりました。1つのパスワードでログインして複数のカードの情報が確認できるため、カードごとにログインし直す必要は無くなりました。何枚も持っている私とすればありがたい機能です。
とはいえこのおまとめログインサービス、マネーフォワードとの連携においては少々問題が発生します。三井住友カード発行のクレジットカードをマネーフォワードに連携する場合、連携先として「三井住友カード」を選択し、VpassのログインIDとパスワードを入力する必要があります。つまり、このVpassログインIDに紐づく複数のカードが1つの口座としてマネーフォワードに連携されてしまうわけです。
カードを使い分けていたとしても結局はその合計額が管理できればいいので、この仕様自体は問題ありません。ただ、私のように自分の個人名義で家計に使うカードを発行している場合、そしてマネーフォワードで個人の支出のみを管理するようにしている場合、個人の支出の中に家計の支出の明細が紛れ込んでしまい上手く管理できなくなってしまいます。同じ発行会社が発行しているカードを1つのIDで管理するような連携先サービスの場合、このように1口座に複数のカードの支出が連携されてしまうというわけです。
Amazon Prime Mastercardを発行したのは失敗だったか・・・と一瞬思ったのですが、流石はマネーフォワード、しっかりそのあたりも対処可能な機能が用意されていました。それがグループ機能です。
これはまさに私のような個人用と家計用だけでなく、日常使いと投資資産のように収支を分けて管理したい人のための機能です。グループを作成しグループに含める口座を選択することで、選択しなかった口座の収支は無視した状態にすることができます。今回で言うと、Amazon Prime Mastercardの支出を除外したグループが作れればいいわけです。
実はグループ機能自体は私は知っており、既に個人用と家計用で分けて管理していました。家計用に使っている私名義の銀行口座と、それに紐づくクレジットカードとデビットカードがあり、マネーフォワードの連携先に追加はしているものの、個人用グループを作りそれらを除外して管理しています。
今回私が失敗したかなと思ったのは、グループに含めるかどうかの選択が口座(連携先)単位でしかできないと思っていたからです。つまり、Vpassの1つのログインIDで取得されるLINEクレカとAmazon Prime Mastercardという内訳の単位ではグループ分けできないと思っていました。しかし、グループ編集画面へ行ってみると、内訳単位での設定が可能でした。マネーフォワード、神です。
このように、個人用のグループの編集画面でグループに含める口座から「Amazonマスター」を外してしまえばいいわけです。こうすることで家計からの支払いについては普段のマネーフォワードの画面に表示されないようになります。もし家計の支出を管理したければ、個人用と真逆のチェック状態にしておけばいいです。
ちなみに1枚のカードに対して「LINEクレカ(P+)」「ご本人/代表会員 LINEクレカ(P+)」と2つの内訳が出ているのは前からですがよく分かりません。
というわけで今回は、Vpassおまとめログインサービスなどカード発行会社側のサービスによってマネーフォワードで1口座として連携されている場合でも、グループ機能を使えば個人と家計の支出を分けて管理できるという話でした。支出管理はマネーフォワードに頼りきりです。これからもよろしくお願いします。
それではまた。