【5%還元】LINEクレカP+登場で再びLINE経済圏へ・・・【三刀流】

こんにちは。

昨日、LINEが新しいクレジットカードを発表しました。その名も「Visa LINE Payクレジットカード(P+)」。LINE Pay利用時の還元率が下がってしまった本家LINEクレカに代わり、月500ポイントまでながら5%還元という高還元率のクレジットカードが登場しました。今回は、従来のLINEクレカとの違い、高還元率となる条件、支払い方法の使い分けなどについて、LINEクレカ普段使いの目線から書いていきたいと思います。

コード決済は捨てていたLINEクレカ

私は従来のLINEクレカ(Visa LINE Payクレジットカード)を普段使いしています。LINEクレカは最大3%還元の高還元率が特徴のカードでしたが、2年目、3年目と進むにつれて他と足並みを揃えた1%還元に落ち着いています。そのあたりの経緯については過去何度も記事に書いているのでよければご覧ください。

簡単に言えば基本還元率1%のところを、初年度と2年目のみ特典でそれぞれ3%、2%と上乗せされていたというわけです。

もちろんその名の通りLINE Payと組み合わせた利用も想定されていて、当初は普段のLINE系サービスの利用状況に応じて還元率が変化するようになっており、LINEへの囲い込みのためのカードという意味合いが強くありました。しかし、2年目の諸々の変更タイミングでLINE Payコード決済はLINEクレカを紐づけた支払い(チャージ&ペイ)でも一律0.5%還元となり、カードで払えば2%還元のところをわざわざコード決済を選択する理由が無い状態になってしまっていました。このあたりはコード決済とクレジットカードの手数料の違いが関係しているようで、コード決済と組み合わせて使える他の大手カードも同じ傾向です。

その後、LINE Payはコード決済においてPayPayへの統合が発表され、LINEポイントのPayPayポイントへの交換も可能になりました。「PayPayで」と伝えてLINE Payから支払うことも可能になり、ますますLINE Payというものの存在意義が失われてきています。

コード決済と組み合わせたときだけ5%還元

そんななか発表された今回のVisa LINE Payクレジットカード(P+)。こちらのカードは今までのLINEクレカとは真逆の還元設定となっています。

LINE Payには、LINEクレカ(もしくは三井住友カード発行のVisaブランドのクレジットカード)を支払い方法に紐づけ、支払い額の請求はカードの引き落としタイミングとなるいわゆる後払いの仕組み「チャージ&ペイ」があります。今回のLINEクレカ(P+)は、このチャージ&ペイでコード決済を利用した場合のみ5%還元となります。一方で、Visaタッチ決済やiD決済は0.5%、その他オンライン決済や請求書支払いは還元の対象外となります。

つまり、LINE Payコード決済を普段使いしている人に嬉しい還元設定となっています。ただし、還元ポイントは月で最大500ポイントとなっており、つまり月1万円までの支払いが対象ということになります。

こちらの記事で担当者は「LINEアプリを起点とした決済送金プラットフォーム」が重要だと話しています。LINEがこれだけ普及しているなかで、コード決済のような表に出てくるところよりも、送金や本人確認といったプラットフォームとしての仕組みの便利さを追い求めていくということでしょうか。となるとやはりLINE Pay残高とPayPay残高の相互の交換ができるようになってほしいなあと思ってしまいますが、残高の統合はしないと明言されており法的なことも含めそう簡単には実現しないとは思います。やはり大きいもの同士の統合・連携はどっちつかずな感じが続きますね。

従来のLINEクレカとの比較

話を戻して、従来のLINEクレカ(紛らわしい)、そしてバーチャルカードであるVisa LINE Payプリペイドカードとの比較もしてみましょう。

カード 通常利用 Visaタッチ iD チャージ&ペイ 還元上限
コード決済 オンライン・請求書
従来 1% 1% 1% 0.5% 0.5% 無し
P+ 0.5% 0.5% 0.5% 5% 無し コード決済は月500ポイント
プリペイド 0.5% 2% 2% 無し 無し タッチ決済は月5000ポイント

このようになっています。やはり安定して最も使い勝手が良さそうなのは従来のLINEクレカですが、コード決済のヘビーユーザーやカード申し込みの審査が難しい人にとってはP+やプリペイドカードも強力な選択肢になりますね。

カード三刀流に

実はもうLINEクレカ(P+)は発行済みです。最短5分の即時発行が利用可能で、私も10分ほどで発行が完了しました。コード決済での利用を想定しているので今回は物理カードは無しにしました。

というわけで私の使い方を考えてみます。現在は普段使いの支払い方法としてLINEクレカLINEプリカ(一般的ではない気がしますが略しようがないのでこれで)を使い分けています。iDが使えるお店ではGoogle Payに登録したLINEプリカでタッチ決済し、2%還元を受けています。一方iDが使えないお店やオンラインショッピングではLINEクレカを利用し、1%還元を受けています。そうして貯まったLINEポイントは、LINEサービス上で使いたいと思うところが無いため定期的にPayPayポイントへ交換し、PayPayポイント運用に追加しています。コード決済はPayPayもLINE Payも0.5%還元で差は無いので、お得なキャンペーンの豊富さや他人との送金を考えてPayPayを利用しています。

これが今回ラインナップにLINEクレカ(P+)が加わることで、コード決済に関してもLINE Payを使い5%還元が受けられることになります。還元上限は月500ポイントではありますが、元々iDで払っていたような普段使いの買い物ではそもそも大きい額にならないので、ちょうどいい感じになりそうです。iDもLINE Pay(PayPay)も使えるお店ではLINE Payに切り替え、元々PayPayで払っていたお店もLINE Payで払うことになると思います。

というわけで、これからは

  • LINE PayやPayPayが利用できるお店はLINE Pay(LINEクレカP+のチャージ&ペイ)5%還元
  • コード決済は利用できないがiDが利用できるお店はiD(LINEプリカ)2%還元
  • その他大きい買い物やオンラインショッピングはLINEクレカ1%還元

の三刀流になりそうです。

再びLINE経済圏に

私が使っているキャッシュレス決済・ポイントの経済圏は主にLINE楽天PayPayに分けられます。ここまで書いてきたとおり普段使いのカードはLINE、家賃・光熱費などの固定費やふるさと納税、つみたてNISAなどの特殊な出費は楽天、コード決済やポイント運用はPayPayといった感じです。

LINE PayがPayPayに徐々に統合され、LINEのサービス自体もヤフー系サービスとどんどん親和性を上げていっているので、機会があればメインのクレジットカードをPayPayカードに切り替えてもいいかななんて考えていたのですが、PayPayカードはまだまだマネーフォワードとの相性が良くないようですし(PayPayは論外)、LINEのクレジットカードやプリペイドカードをこれからも使っていこうと思いました。とはいえ世間的にはPayPay一強な空気になってきているので、PayPayポイント運用でポイントを貯めながらいつPayPay経済圏がメインになってもいいような準備はしておこうと思います。


というわけで今回は、LINEが新たに発表したクレジットカード「Visa LINE Payクレジットカード(P+)」の特徴と、これまでのカードとの違い、使い分けをどうしていくかについて見てきました。他社のカードも含めもっとお得に使う方法は全然ありますが、正直なところ還元率の大小によって自分の生活の仕方を変えるのはめんどくさいと思うタイプなのでやりません。と言いながらLINE系はメイン使いなだけあって追いかけてしまいますね。LINE Pay系はこのブログの人気コンテンツでもあります。

それではまた。

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