【予定通り】2%還元終了のLINEクレカのこれまでとこれから

【予定通り】2%還元終了のLINEクレカのこれまでとこれから

こんにちは。

愛用しているLINEクレカの還元率が2%から1%に下がることが発表されました。元々2%還元は4月30日までということは発表されていたので、1%に下がることは予想通りであまりがっかりもしていません。今回は、LINEクレカのこれまでを振り返りつつ、今後について書いていこうと思います。

LINEクレカのこれまで

早かった発表

LINEクレカVisa LINE Payクレジットカード)が発表されたのは2019年初頭でした。

LINE Payのコード決済やLINE Payカード(現在は発行を終了したJCBブランドのプリペイドカード)を愛用しており、クレジットカードに関してはヨドバシカメラなどのそのお店でしか高還元されないタイプのクレジットカードしか持っていなかった私には、このLINEクレカは大変魅力的でした。そしてどのお店での支払いでも還元率が3%という高還元カードで、普段使いにちょうどいいと思い申し込みの開始を今か今かと待ち望んでいました。

待たされた申し込み開始

発表時はオリコカードとの提携で発行するクレジットカードとなる予定でしたが、2020年1月に提携を解消、3月に三井住友カードとの提携が発表されました。LINEクレカの発表があってから実際の申し込み開始まで1年以上も待たされてしまいましたが、私は2020年4月に申し込みが始まってすぐに申し込んでいます(しかも東京オリンピック限定デザインでした)。

LINEクレカ中心のポイント還元へ

3%という高還元率とチャージ&ペイというLINE Payコード決済とクレカの連携機能の提供に合わせてLINEのポイントシステムも変更され、LINEポイントクラブとなりました。通常のコード決済やLINE Payカードでの支払いではポイント還元が無くなり、チャージ&ペイでのコード決済であっても過去半年間のポイント獲得数によって還元率が1~3%で変動するというものでした。LINEクレカであれば常に3%なので、LINE自体のヘビーユーザー、そしてLINEクレカを使う人に合わせたインセンティブへ変わったわけです。

私はここで普段使いしていたLINE PayカードをLINEクレカに置き換えました。同じカードなので支払い自体の勝手は変わりませんが、家計簿アプリのマネーフォワードとの連携に関しては、LINE Payカードは支払ったその場でLINE Pay残高から引かれる方式のため即時連携が可能でしたが、LINEクレカはクレジットカードのため明細が出るまで数日待つ必要があり、慣れるまでは時間がかかりました。

マネーフォワード側の挙動にも癖がありなかなか使いこなせなかったことについて書いた上の記事ですが、それまで少なかった検索エンジンからの流入を大きく増やしブログを成長させてくれた大切な記事となりました。

還元率ダウンとPayPayへの統合

LINEクレカの3%還元はサービス開始初年度の条件付きとなっており、2021年5月以降の還元率やサービス変更については2021年3月までアナウンスはありませんでした。LINEクレカの基本還元率は1%であるため、1%に下がってしまうのではないかと予想をしていたのですが、なんと還元率の変更より先に発表されたのがヤフーとLINEの経営統合でした。

あまりに衝撃的な発表だったため変なアイキャッチ画像まで作って記事化しましたが、簡単に言うとLINE Payのコード決済がPayPayに統一されるというものです。2社で競合するサービスは差別化もしくは統合を進めシナジーを生むということで、PayPayとLINE Pay、PayPayボーナスとLINEポイント、PayPayカードとLINEクレカという、対比の構図が出来上がったわけです。LINEクレカのうまみが減ってしまうのではないか、そんなことを危惧するなかで、LINEクレカ回りのサービス改定が発表されます。

LINEクレカが中心となるよう考えられたLINEポイントクラブは廃止となり、LINEクレカの還元率はもう1年となる2022年4月末までの条件付きで2%となりました。2%までのダウンで抑えてくれたのは正直驚きでしたが、変動制だったチャージ&ペイの還元率は一律で0.5%へと大幅ダウンとなり、LINE Payコード決済の普段使いを考え直さなければならない状態となりました。別にポイントが欲しくてわざわざLINE Payを使っていたというわけではありませんが、もらえるポイントはなるべくもらいたいですからね。

PayPayへ利用者を流していきたいような改定内容ではありますが、PayPayには大きな弱点があります。それはマネーフォワードとの連携に対応していないことです。あれから1年経ちますが、未だにスクリーンショットのOCR機能による入力補助のみ。PayPayで支払うたびにマネーフォワードで入力の必要があるなら何のために大手のキャッシュレスサービスで支払っているのか分からなくなってしまいます。当時よりPayPayを使う頻度は増えましたが普段使いとまではなっていないのは、明らかにこれが原因になっています。

iDでも2%還元

スマホでバーコードを提示しての決済はうまみが無くなり、高還元を受けるには毎回わざわざLINEクレカを取り出しての支払いとなって面倒になっていました。

そこで出会ったのがiD決済でした。LINEクレカはiD決済機能を搭載しており、Apple PayやGoogle Payを使ってスマホでタッチ決済ができるというものです。LINEクレカで支払っていた店は特にコンビニなどではiD決済にも対応しており、単純にクレカ支払いをiD決済に置き換えるだけで同じクレカ支払いができることに気づきました。そしてありがたいことに、iD決済でも2%還元が受けられるのです。iDが使えるところではすぐにiDに切り替えました。

LINEポイントはPayPayボーナス運用へ

楽天ポイントは楽天カードの支払いに充てることができますが、LINEポイントはLINEクレカの支払いに充てることはできません。LINE Payのコード決済を使わなくなるとLINEポイントの使い道はLINE内のサービスになってきますが、LINEスタンプやショッピング、フードデリバリーなどはほぼ使っていないのでLINEポイントの使い道はあまりありませんでした。

これはPayPayとの統合の恩恵を受けている話になりますが、今は貯まったLINEポイントをPayPayボーナス(4月1日からPayPayポイント)へ交換し、全てPayPayボーナス運用へ投入しています。PayPayも大した回数は使っていないのですが、ボーナス運用は元々余ったポイントを使った小遣い稼ぎのようなものなので気軽にやっています。LINEポイントがLINEのサービス内でしか使えなくなっていたらLINEクレカの手放しまで考えていたと思いますが、PayPayボーナス(PayPayポイント)への交換については良いサービスを始めてくれたなと思っています(いつまで続くのかも分かりませんが)。

そして1%還元へ

LINEクレカは本当に普段使いのヘビーユーザーなので、長々とその歴史を書いてきてしまいました。やっと本題です。2%還元になって1年、予定通り2022年5月以降のサービスの改定が発表されました。

カード提供3年目となる2022年5月からは、基本還元率の1%のみとなります。元々基本還元率が1%で期間限定の追加特典だったのでもう1%になるだろうなとは思っていました。ここから下がることはよっぽどのことがない限り無いと信じていますが、サービスとしては安定期に入っていくのでしょうか。

ちなみにLINEクレカは特に昨年末から様々な入会キャンペーンをやっていました。

1%への還元率ダウンを前に、2%の高還元率を売りにできる今のうちにユーザーを増やしたかったのかなと既に利用している側から見ていました。説明をちゃんと読まずに2%還元に惹かれて契約して還元率がすぐに1%に下がることを知ってショックを受ける人もいるかもしれません。

年会費も変更

こちらは還元率の変更と比べると特にヘビーユーザーにとっては小規模な変更ですが、年会費が条件付き無料から永年無料へ変更されました。元々は年1回の利用があれば無料、無ければ税込1,375円でした。還元特典も年会費も無くなり、よりシンプルなサービス内容となっています。

新たな商品ラインナップも

詳細は不明ですが、プレスリリースには以下の一文がありました。

LINEクレカは、今後も最適な決済体験をユーザーに提供するため、新たに2種類の商品ラインナップを今夏より順次提供開始予定です。

2種類の新たな商品が投入されるということで、LINEクレカの枠内ではありそうですがどういったサービスになるのでしょうか。家族カードは既にあるみたいなのでゴールドカードとかでしょうか。とりあえずLINEクレカ自体の未来はありそうで良かったです。


というわけで今回は、5月から1%へと還元率が下がるLINEクレカについて、これまでとこれからを見てきました。ポイントのためなら手間を惜しまないというタイプでは全然無いので、1%の還元があれば普段使いの地位は変わらないかなという感じです。もちろんもっと魅力的なカードが出てくるor見つかれば話は別ですが。とりあえず快適な決済体験と高いインセンティブを提供してきてくれたLINEクレカには感謝したいと思います。

そしてこの記事の中でこのブログでこれまで書いてきたLINEクレカに関する記事をいくつも紹介してきましたが、すごい書いてますね。いかに自分の生活の中でLINEクレカが重要な位置にいたのかというのを思い知りました。そういう意味でも簡単には手放せないクレジットカードです。これからもよろしくお願いします。

それではまた。

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