こんにちは。
皆さんは普段食品用ラップフィルムに何を使っていますか?私は元々サランラップを使っていたのですが、クレラップのほうが使いやすいことに気づきました。今回はその紹介です。
こんにちは。
皆さんは普段食品用ラップフィルムに何を使っていますか?私は元々サランラップを使っていたのですが、クレラップのほうが使いやすいことに気づきました。今回はその紹介です。
食品用ラップフィルムといえば、日本ではサランラップとクレラップが有名かなと思います。実際、その2社で国内シェアの約8割を占めるようです。その他にも様々なブランドがあるとは思いますが、今回は使ったことがあるこの2つを比較します。
サランラップは旭化成が製造・販売しているラップです。元々アメリカのダウ・ケミカルという会社が戦争に使われていたフィルムを食品用に転用したのが始まりだそうです。日本ではこの2社の提携により販売が始まり、2020年に発売60周年を迎えました。
私は実家がずっとサランラップを使っていたことからそもそもサランラップしか知らず、一人暮らしを始めてからもずっとサランラップ使いでした。そこに現れたのが次に紹介するクレラップです。
クレラップはクレハが製造・販売しているラップです。販売が始まったのは1960年で、サランラップより少しだけ早いようです。1989年には全面リニューアルが行われ、「NEWクレラップ」というブランドになりました。
恋人と同棲を始めてからクレラップを教えてもらいました。名前自体は知っていたものの有名なCMにも特に馴染みはなく、サランラップでいいやと思っていました。
普段サランラップを使っていて、少し不満に思っていることがありました。ラップを引き出してケースの蓋でバリバリっと切るあのところで、上手いこと歯に噛み合わず斜めに切れてしまったり、押さえが甘くてさらに引き出してしまったりといったことがありました。コツとして手首を外側(右手なら右側)にちょっと斜めに力を入れて奥から切っていく感じでやっていたのですが、失敗も少なくありませんでした。
しかし、ラップなんてどの商品もそんな大差ないだろうと思っていました。特許でも取らない限り差は生まれないと思ったのです。トイレットペーパーを引き出すときのように。
クレラップは違いました。「クレハカット」という独自の技術が発明され、斜めに引くのではなく中央部分を押さえたまま内側にくるっと回転させると綺麗に切れるのです。
こちらで解説されている通り、歯の中央部分がV字になっており、中央から徐々にラップに食い込んでいく形でスパッと切れます。端から力を入れるわけではないので歯からずれて斜めに切れてしまうことも切ったラップ同士がくっついてしまうこともありません。これは革命です。
驚いたことにこのクレハカットはクレラップからNEWクレラップに完全リニューアルされた1989年の時点で使われていました。30年以上も前の素晴らしい技術をこの歳になるまで知らなかったのです。これはもっと早く知りたかった・・・。
もちろんクレラップでも皿から剥がすときに簡単に裂けてしまって剥がしにくいなど気になる点もあるのですが、出して切るまでの使い勝手はクレラップのほうが良いと感じています。もちろんサランラップもトップブランドなので使われる理由があるのでしょうが、もしクレラップを使ったことがなく今までなんとなくサランラップを使ってきたという方は一度クレラップを試してみるといいと思います。
というわけで今回は、サランラップよりもクレラップのほうが使い勝手が良いという話でした。前から使っているからという理由だけで他のものに手を出さないのはもったいないなと痛感しました。
それではまた。