【男も日傘を】猛暑を乗り切るなら遮光率の高い日傘を【ユニクロで失敗】

こんにちは。

連日35度を超えるような気温の日が続き、日中に出歩くのが嫌になってきました。女性が紫外線による日焼け対策で使うイメージの強い日傘ですが、最近は男性でも日傘を日焼け対策だけでなく暑さ対策のために持つ人が増えてきています。私も今年からメンズでも使える日傘を使い始めましたが、最初ユニクロで雨の日の普段使いもできそうな折りたたみの日傘を買ったところ、暑さ対策には意味がなく失敗してしまいました。暑さ対策には紫外線より赤外線や可視光線に効果のある日傘を選ぶ必要があるということを紹介します。

日傘は女性のものというイメージ

私は長らく、日傘は女性が使うものというイメージを持っていました。というか、今でも街で日傘を差しているのは女性が圧倒的に多いです。傘のデザインも、雨用の傘は男女どちらでも使える大きさや色が多いですが、日傘は形状もサイズも布部分のデザインも女性向けに作られているものが多いように感じます(使う人やデザインを男女で分けて考えること自体ナンセンスだという話は置いておきます)。

そもそも雨が降っていないときでも傘を差すのは、紫外線対策が主な目的です。紫外線は肌の日焼けやシミの原因となり、肌トラブルを避けたい、美白でいたいと考える人ほど晴れた日の直射日光を気にするわけです。私は日焼け止めすら塗らないなど日焼けを全く気にしないタイプなので、日傘を使うという発想がそもそも無い状態で育ってきました。そういった環境が日傘=女性が使うものというイメージを強めていたかもしれません。

最近は男性も肌に気を使ったり日焼けを嫌がったりする人が増えている印象です。ですが、そういったこと以外でも日傘を男性におすすめできる理由があります。

暑さ対策としての日傘

それが暑さ対策です。私も普段から日傘を使っている妻に言われて気づいたのですが、紫外線から肌を守るなんて大げさなことを言わなくとも、単純に直射日光による暑さを凌ぐために日陰を作る道具として日傘が使えるというわけです。何を今さら当たり前のことを言っているんだと思う人も多いかもしれませんね。そのくらい日傘に馴染みが無かったんです。

普通の雨用の傘でも日陰にはなりますが、直射日光による暑さを防げるのはやはり反射率・遮光率の高い日傘です。35度近い気温の中でも建物や木の陰にいるときのような感じになります(決して涼しくはないです)。

ユニクロの晴雨兼用日傘で失敗

というわけで私も日傘が欲しくなったのですが、やはり気になるのは持ち歩きやすいかどうかと男性でも恥ずかしくないデザインかどうかです。持ち歩きの観点では折りたたみ傘がいいです。またデザインについては、持ち手が小さいフックになっているものや、布の部分の縁に線が入っていたりレース模様になっていたりするものは避けたいです。普通の折りたたみ傘を使うような感覚で使える日傘を探していました。

そこで見つけたのがこちらのユニクロの日傘です。調べて見つけたというよりは、何も考えずに出かけて暑すぎてすぐ日傘を買えそうなユニクロに寄り道したというだけなんですが。

こちらは晴雨兼用の日傘で、大きさも55cmと日傘にしては大きくなっています。UVカットもできる折りたたみ傘という感じで、日傘としての機能重視というよりはどんな場面でも使えることを推していそうです。

とはいえユニクロで買えるシンプルなデザインの折りたたみ傘は私のような人間にはありがたく、見つけたその場で購入しました。ちなみに色は好きな色である黒にしました。早速この傘を持ってかんかん照りの屋外に出たところ、あれ、思ったより暑さが変わらない・・・。妻の日傘に入れてもらったときは少し暑さが和らぐのを感じるのに、買った傘では差したときと差していないときで特に違いを感じられませんでした。

このユニクロの折りたたみ傘を買ったのは結果的には失敗でした。その理由はいくつかあります。

黒い傘を選んだ

まず大きな失敗は傘の色を黒にしたことです。黒は光を吸収する、というか光を吸収するから黒いわけで、それだけ太陽光のエネルギーを熱として蓄えやすい色です。それは分かってはいたのですが、光を反射しやすい明るい色にしたいからといって水色やピンクの傘にするのは・・・と、普段から使い慣れている黒を選んでしまったのでした。

ちなみに日傘の内側には黒が向いています。地面からの照り返しを吸収することができるためです。逆に内側を白くしてしまうと照り返しがさらに反射して眩しくなってしまいます。

UVカットは暑さ対策と関係ない

UVカット機能が肌や目を守るのに有用なのは確かですが、暑さ対策という点では紫外線よりも赤外線を意識するべきでした。太陽光を浴びて熱を感じるのは紫外線ではなく赤外線や可視光線が原因で、暑さ対策として日傘を使うなら、UPFや紫外線遮蔽率といった数値よりも遮光率を見なければなりません。

ちなみに今回のユニクロの傘はUPF40で、これは97.5%の紫外線を遮蔽できることを表しています。日傘にしては決して強力なものではないようです。が、そもそも紫外線遮蔽率は暑さ対策には関係ありません。この傘は太陽に向けて見てみると光が透けて見えました。つまり可視光線が防げておらず、暑さ対策には向いていなかったようです。商品説明には遮光性については記載がありませんでした。

余談ですが、紫外線だけを考えた場合は黒い傘のほうが遮蔽率は高いようです。しかし前述の通り黒い傘は熱を持ちやすいため、一長一短といったところです。

風を受け流す機能がいまいち

これは暑さ対策とは関係ない余談です。この傘、「風を受け流す回転仕様」というのを売りにしています。持ち手と傘の支柱が独立しており、強い風が吹いてきても風車の要領で傘が回転することで風を受け流し、傘がひっくり返るのを防いでくれるということのようです。が、初めて使ったその日は特別風が強すぎる日だったわけではないのですが、傘を向ける向きによっては簡単にひっくり返ってしまいました。風に対して踏ん張るには持ち手だけでなく支柱も手で押さえる必要があり、むしろ雨の場面で使うにも使いにくい傘なのでは・・・と思ってしまいます。

というわけで今回買ったユニクロの折りたたみ傘は、日傘としては暑さを和らげる効果が感じにくく、雨のときに使うにも使いにくいなんとも中途半端な折りたたみ傘だと感じました。

Waterfrontの傘を買い直し

ということで、より暑さ対策に役立つ日傘らしい日傘、そして男でも使える日傘があれば買おうと思っていたのですが、ホームセンターに行ったときにWaterfrontの日傘を見つけました。私が普段使っている折りたためないほうの大きい傘がたまたまWaterfrontのものだったのですが、日傘も同じものに揃えることになりました。買った日傘がこちらです。

こちらは大きさは50cmということでより日傘の用途に向いたものになりますが、一応晴雨兼用です。今回は反省を生かして白を選びましたが、この傘は裏地が黒くコーティングされており、明るい色を選んでも照り返しは軽減してくれます。

暑さ対策の指標になる遮光率は99.99%以上ということで、性能は十分です。実際、直射日光下でこの日傘を差したときはユニクロの傘と違って体感温度が下がりました。太陽の方向に向けても光は透けて見えません。求めていたのはこちらでした。

紫外線遮蔽率も99.9%以上で、あえてUPF表記するならUPF1000という感じになります。それでいて1,650円でメンズでも使いやすいデザインですから、だいぶ良い買い物をしたのではないかと思います。

難点を挙げるとすれば、生地がしっかり目でたたみにくさを感じるところでしょうか。ただ、サラサラ素材のユニクロの傘よりは遮光してくれている感が高くて良いです(遮光性とは関係ないかもしれませんが)。

メンズも日傘を!

最初にも書いたように、最近は男性でも日焼けや肌トラブル対策で日傘を使う人が増えているようですが、私のように日焼けは気にしていなくても暑さは気になる!という人にも日傘はおすすめです。その際は黒よりも白、UVカット機能よりも遮光率、を意識して選ぶとよいでしょう。


というわけで今回は、暑さ対策で日傘を買うも失敗し、遮光率の高い日傘を買って改善したという話でした。暑くてへばりそうな男性の皆さんもぜひ日傘を使いましょう!

それではまた。

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