世界F1ファン意識調査2021の結果が公開されたので見てみる

こんにちは。

F1公式がニールセンやMotorsport.comと連携して不定期に行っている「Global F1 Fan Survey」(世界F1ファン意識調査、全世界F1ファン調査)の2021年版の結果が公開されました。少し前にインターネット上で選択式・自由記述式のアンケートが行われ、私も回答しました(日本語版も用意されています)。

結果は英語のレポート形式で公開されているので、今回は気になったところを日本語で紹介したいと思います。詳しいグラフィカルなデータや各項目の詳細な説明・調査の目的等は書かないので、公式レポートをご覧ください。

レポートはF1のファン層やブランド価値、年間カレンダーやスポーツとしての側面などについて分類してまとめられています。

調査対象のファン層

世界中でどういったファンがF1を見ているのか、F1に限らずモータースポーツ文化が衰退している日本のファンにとってはかなり気になります。インターネット調査のためそもそも若い層に偏っている点には注意が必要です。

過去最高の参加者数

今回の調査は15ヶ国語で行われましたが、世界187ヶ国から約16万7000件の回答があったそうです。平均10分ほどかかる調査ながら過去最高の参加者数となったのは、ファンが増加しているというだけでなく、自分の意見を反映してより良いスポーツにしていきたいというファンの思いも乗っている気がします。

地域や性別・年齢のバリエーション

F1はその発祥や開催地の多さからヨーロッパにファンが集中していますが、近年は開催地のバリエーションも増え、それに合わせてヨーロッパ以外のファンも増加しているようです。前回の2017年の調査時に比べ、アジア・中東・アフリカ地域からの回答が2倍に増えています(この広大な地域を1つにまとめられてしまうのはなんだかという感じですが・・・)。

性別や年齢のバリエーションについては、まず女性の参加者が全体の18.3%を占め、過去最高となりました。男のスポーツと言われがちなモータースポーツですが、女性ファンも増えているようです。一方年齢層については、若い層の割合が上がっています。16歳から24歳の割合が3分の1を超え、全体の62.9%が34歳以下となっています。もちろんインターネット調査であることは影響していると思いますが、調査に協力する熱心な若いファンが増えているということでしょう。

F1は近年、SNSやドキュメンタリーを活用して新たなファンの獲得に注力していますが、2017年の調査では11.7%だった観戦5年以下の割合が、今回34%まで増加しています。日本ではF1全盛期からの生き残りファンが多くを占めているように見えますが、世界的には若い新規ファンが増えているようです。

F1というブランドの健全性

ファンはそれぞれ自分の中の理想のF1像というものを持っていると思いますが、F1はそれに応えられているでしょうか。スポーツとしてのF1、エンターテイメントとしてのF1など様々な側面があると思いますが、ファンがどういったF1を求めているのか、伝統を守りつつも新しい挑戦を続けていかなければならないF1がそれに応えられているのかを示すデータが集まっています。ちなみに2015年の調査ではこの項目は厳しい結果になったそうです。スピードの無いV6ハイブリッドターボ時代、メルセデスの独走時代に突入し、盛り上がらなかったことが要因となったのでしょうか。リバティ・メディアによる買収、メディアの拡充やショー的な改善によって2017年にはかなり改善したようですが、その後の評価が気になるところです。

ファンの思うF1の特徴

ファンの思うF1の特徴(属性)は、多い順に「刺激的」「技術的」「高価」「競争的」「娯楽的」でした。「娯楽的」がトップ5に入るのは初めてだそうです。ちなみに2015年は「退屈」「堕落」が上位に入るピンチな状態だったようです。2017年にマシンが速くなりメルセデス以外のドライバーのチャンピオン争いが繰り広げられたのが改善に寄与したでしょうか。2015年と比べ、エキサイティングなレース、最高のドライバー、最速のマシン、先進的な技術、接戦などといった項目を上げるファンの割合が増加しています。チャンピオン争いという点ではハミルトンとフェルスタッペンが大接戦を演じる今年を除き、何も無ければハミルトンという展開が続いてきたここ5年ですが、マシンの高速化が進み中団勢の争いがより激しくなっている点はファンにも評価されているようです。

改善点はオーバーテイクの量

F1の特徴であるという評価を唯一下げていたのがオーバーテイクの量という点でした。前を走るマシンの乱流により近づくことができず、あるのはDRSによる人工的とも言えるオーバーテイクばかり。「オーバーテイク」という言葉にどこまで含むかは人によると思いますが、少なくともファンの期待には応えられていないようです。レポートでも、ここは2022年のルール変更で改善を目指しているポイントである、と触れられています。

総合的に見てファンはF1の健全性が改善していると感じているようです。55%のファンが改善を感じ、スポーツとエンターテイメントのバランスが取れていると感じているファンも多いようです。新しいファンも増えたことで、新しいファンを獲得する必要があると感じているファンの割合も減っています。

F1の開催地・チケット代

F1は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、予定された開催日程を消化できないシーズンが続いていますが、ファンは開催地や現地観戦についてどのように考えているのでしょうか。また、日本GPが2年連続で中止となり、来年こそは鈴鹿に行きたいと思っている日本のファンも多いと思いますが、そもそもの現地観戦のチケット代はかなり高いと思います。チケット代についても調査されています。

現地観戦の重要性

まず、熱心なファンのうち現地観戦する人はそこまで多くないようです。参加者の75%は開催国でグランプリが行われていますが、2017年以降毎年現地観戦しているファンはわずか2.5%、一度も現地観戦していない人が80%以上を占めています。これはテレビ中継やYouTube、SNSなどメディアの側面が整っており、現地観戦しなくても満足できるというふうに捉えることもできますが、高い開催権料を支払うグランプリ主催者側としては現地観戦のファンを増やしたいでしょう。

人気の開催地

ファンの選ぶ重要な開催地は、モンツァ、スパ、シルバーストン、モナコの4箇所が突出しています。レースが面白くなる以外にも伝統も重視されていそうです。かなり間は開くものの、次に続くのは鈴鹿でした。トヨタ、ブリヂストン、そして近年で2回目となるホンダの撤退と、F1界から日本の存在が遠ざかっていっていますが、鈴鹿サーキットという特徴的なサーキットが魅力を集めているのでしょう。オーストラリアや北米、シンガポールなどコロナによって開催できなかったグランプリは人気を落としてしまっています。一方で、連戦となったオーストリアやバーレーン、復活したオランダやトルコは人気を集めています。確かにトルコで2年連続でレースが見れたのはコロナによる影響の中でも嬉しいポイントでした。ロシアや中国はかなり低い評価となってしまっています。中国は3年連続中止となり、ロシアも開催地の変更が予定されています。

現地観戦で重視しているポイント

現地観戦ではいわゆるレース観戦だけでなく、施設としてのサーキットの雰囲気や、グランプリに付随するイベントを楽しむことができます。各開催地が現地観戦するファンを集めるため様々な工夫をしていますが、その中でもファンが重視しているポイントは、コースを見渡せる場所、サーキットへのアクセス、ピットウォーク、充実したサポートレースなどでした。せっかく行くなら行きやすい場所、見やすい場所で、行くことでしか体験できないコンテンツが好まれていることが分かります。一方で、近年力を入れている開催地もある音楽イベントなど、レーシングと直接関係のない付随イベントはあまり重視されていないようです。レースを見に来ているんだ、ということなのでしょう。

高くても現地観戦したいファン

チケット価格については、4段階でそれぞれに相応しい価格について質問がありました。その回答の平均を日本円に換算して書くと、良いと感じるのは約13,500円、適正だと感じるのは約16,500円、高いと感じるのは約28,000円、かなり高いと感じるのは約39,500円でした。4段階とも2015年、2017年、2021年と価格が上がっています。退屈だと思われていた2015年から改善が続いているため、より高いお金を払っても現地観戦したいというファンが増えているのでしょう。ちなみに中止となった2020年の日本GPは、席のグレードに合わせて81,200円から9,500円となっています。適正だと感じる価格だと西エリアかダンロップカーブ内側のE-1席しか買うことができませんが、日本GPのチケット代は他より高いのでしょうか。

F1のメディア運営

日本では有料のフジテレビNEXTやDAZNでしか中継が見れなくなりましたが、本場ヨーロッパでも有料チャンネルでの中継に切り替わってきています。一方で、TwitterやYouTubeなど無料で見れるWebメディアでの発信が盛んに行われるようになってきており、英語ではありますが若いファンの獲得に寄与しています。Netflixのドキュメンタリー「Drive to Survive」シリーズなども含めメディア露出が強化されていますが、ファンにどの程度届いているのでしょうか。ファンが重視するメディア、またレース観戦の方法についての調査結果です。

テレビと専門サイトの安定性

80%のファンがテレビ放送を情報源としており、有料放送であってもヨーロッパを中心に視聴者が多くなっています。一方モータースポーツ専門のWebサイトを情報源とするファンは51%ですが、日本はグランプリ週末の専門サイト利用率が高くなっています。公式の情報源は全て英語になるため、日本語メディアの発信が活発になるグランプリ週末に利用者が増えるのかもしれません。無料のテレビ中継は地上波・BSでの中継が既に終了している日本だけでなく世界中で減っており、それに合わせて無料のテレビ放送を見ているファンは30%以下まで減ってきています。先程のチケット代はグランプリの開催権料が、今回のテレビ中継の有料化は放映権料が絡んでいると思いますが、F1を見たことが無い人が簡単にアクセスできるものが減っているのはファンとしても危惧するところです。合わせて新聞や雑誌、ラジオといった情報源も衰退が続いています。

SNSの利用増

逆に、無料で利用できるSNSを情報源とするファンは増加しています。その中でもTwitterは最も利用されており、40%以上のファンが定期的にアクセスしているようです。また、Instagramは前回の調査から2倍以上の増加となり、37%のファンがF1の情報源として利用しています。グランプリ週末以外はその利用率は少し減少するものの、35%のユーザーはフォローし続けているようです。

レース開始から終了まで見ている

レース中継の見方については、90%のファンがレース開始から終了まで見ています。さらに60%のファンはレース前のイベントからレース終了後の分析まで見ています。つまらなくて寝てしまう、最初と最後だけ見る、なんて声も聞きますが、9割のファンは少なくとも全てを見ようとしていることが分かります。また、95%以上のファンがテレビやストリーミングでの全戦生中継を望んでいます。日本では日曜の夜の中継になることが多く早寝の場合だと見にくくなりますが、ヨーロッパでは日曜の昼となり見やすいのでしょう。年間20レース以上行われるのが当たり前になったF1ですが、約85%のファンが13レース以上を何らかの形で観戦しています。こちらも増加傾向ですが、もっと細かい分類で見たかった気がします。全レース観戦しているファンはどのくらいでしょうか。

F1ドライバーやチームの人気

F1には様々な国から10チーム20人のドライバーが集まっています。速くて強いドライバーが人気が出るのは当然ですが、それぞれ個性を持っておりその個性が人気を集める場合もあります。世界のF1ファンはどのドライバー、チームを好み、応援しているのでしょうか。

幅広いフェルスタッペン人気

F1は球技に多く見られるようなチームベースの応援ではなく、様々なドライバー、チームを応援する傾向が見られました。約3分の2のファンは複数のドライバーやチームを応援しており、応援するドライバーによって応援するチームが変わる傾向があります。その中でも最も多くの人気を集めているのがレッドブルのマックス・フェルスタッペンでした。3分の1のファンがトップ3に、14%のファンが最も好きなドライバーに選んでいます。フェルスタッペンにはオレンジアーミーと呼ばれる地元オランダの熱狂的なファンが付いていることは有名ですが、オランダに限らず世界中で人気を集めており、特に日本やアメリカからの応援が多いようです。ホンダとともに打倒メルセデス、という目標が団結力を高めているように感じます。フェルスタッペンは若手ドライバーですが、35歳~54歳の年代からも支持を集めています。

ノリスの登場と他のドライバー人気

次に続いたのは40%以上のファンがトップ3に選んだランド・ノリスで、フェルスタッペンよりも幅広い支持を集めています。また、女性や若いファンからの支持が絶大で、女性ファンの4分の1、25歳未満のファンの5分の1がノリスを1位に選んでいます。前回の調査で1位だったルイス・ハミルトンは3位となりましたが、45歳以上の高い年代を中心に支持が高くなっています。ダニエル・リカルドセバスチャン・ベッテルといった陽気で人間味あふれるドライバーが続きます。全体として若いドライバーが人気な傾向がありますが、一度引退した後今年復帰したフェルナンド・アロンソや、今年で引退となるキミ・ライコネンも人気があります。

ドライバー人気がチーム人気も牽引

チームについては、マクラーレンの人気が29.5%へと倍増しています。マクラーレン・ホンダの暗黒時代を抜け、ノリスとカルロス・サインツ、リカルドのペアリングで中団勢トップへと躍進した様子が人気を集めているのでしょう。特に女性ファンや若いファンからの人気が高くなっているようです。レッドブルは2008年の調査からずっと人気がありますが、今年は約5分の1のファンが最も好きなチームに選んでおり、特にドライバーの母国であるオランダやメキシコ、そしてホンダのホーム、日本からの支持が厚いようです。

マクラーレンとレッドブルの人気が高まっているため、フェラーリとメルセデスの人気は落ちてきています。チームの人気は所属ドライバーに左右される傾向があり、ノリスやフェルスタッペンを擁するマクラーレンやレッドブルには及びませんでした。アルファタウリは人気上位ではないものの前回の調査からの伸び率ではトップとなり、フランスで1番人気のピエール・ガスリーと、日本のルーキー角田裕毅が人気を牽引しています。全体としては強く人気なドライバーを抱えるチームが人気上位となっており、ハースやアルファロメオは人気を集められていません。

F1のレギュレーション

技術の高度化が進むF1ですが、競技としての進歩はできているでしょうか。F1のレギュレーション、特にスポーティングレギュレーション(競技規則)についても詳しく調査されています。

持続可能性は注目度の高い課題

調査では、規則導入や変更についての認知度、そしてそれをどの程度支持するかが聞かれています。最も認知度が高く、また支持されていたのは、持続可能燃料の導入でした。F1は既に2030年までにカーボンニュートラルを達成することを目標に掲げており、2022年にはその最初のステップとしてE10バイオ燃料の導入が決まっています。世界的な脱炭素の流れから電気自動車の普及が進み、レース界でもフォーミュラEが発展するなど、内燃機関への逆風が強くなってきていますが、世界最高峰のモータースポーツとして存続していくためのカーボンニュートラルの実現はファンも注目しているようです。67%のファンが認知し、66%のファンがこれを支持しています。

自由なレース

その他の項目については大きく3つのレベルに分けられました。1つ目、強い支持を集めていたのは、ドライバーに自由なレースをさせることです。危険なドライビングでなければドライバーに介入することは避けるべきだと考えるファンが多く、度々ペナルティの有無や最低の一貫性が問題になる厳しいバトルの結果の押し出しや軽い接触については、ルールで縛ることが望まれていないようです。また、タイヤサプライヤーを2つ以上に増やすことも支持されています。

レース改革は支持が分かれる

2つ目、ファンによって支持・不支持が分かれる項目では、レース中の給油の復活、サードドライバーのレースの導入、スプリントレース導入の是非、カスタマーカーの購入、トラックリミットの厳格な運用、予選結果へのポイント付与でした。個人的にはレース戦略の要素として給油の復活は支持していますが、給油を復活したところでレース展開は変わらないと思っているファンも多いです。このあたりの方向性でバランスを取っていくことは運営側としては難しい課題になりそうです。また、運営側は概ね好評としているスプリントレースですが、そこまで支持されているように見えないのは私だけでしょうか。トラックリミットについても予選でのタイム取り消しや決勝でのタイムペナルティは興ざめしてしまうところがあり、ファンによって評価が分かれるようです。個人的にはこのコーナーだけチェックする、というのではなく、やるならコース全箇所でやるようにしてほしいと思っています。詳しくは以下の記事で。

ちなみに給油やタイヤ競争の復活は35歳以上のファンからの支持が高いようです。これらが導入されていた頃のレースを見ていた人が多いからでしょうか。

人為的な操作は望まれない

3つ目、多くのファンが導入や変更を望んでいないのは、バラストによるハンデ制度、タイヤの3コンパウンド使用義務、全レースへのスプリントレース導入、リバースグリッド、マシン設計の年間凍結でした。人為的なスポーツの操作は最速を競うスポーツとしてはふさわしくないと考えるファンが多いようです。また、設計の凍結については技術競争・技術革新を妨げることが評価されないのでしょう。ただ、ここで項目に挙がるということは、運営側がそれを検討していたりファンからも声が挙がったりしているのでしょう。あらゆる選択肢を排除せずに考慮する姿勢は評価したいところです。

ゲーム・eスポーツとしてのF1

若い世代の増加に伴って、F1公式ゲームやそれを使ったeスポーツについてもどんどん規模が大きくなっています。簡単にイコールコンディションでのレースが実現でき、ステアリングやスロットルの操作は実際の車と同じ用にできるため、eスポーツには向いているかもしれません。ファンはどのように受け止めているのでしょうか。

コロナで増えたゲームに触れる機会

若いドライバーが増え、新型コロナウイルス感染拡大によるレース中止が長く続いたこともあり、若いドライバー同士でのゲーム対戦やファンとの交流が活発になりました。そこからeスポーツの観戦に入ってきたファンも多いようです。ゲームをプレイするのは男性が多いですが、女性の方がeスポーツを見る傾向が高いことが分かりました。また、ゲームは個人でプレイする人が90%と多く、オンラインで友人や世界中の人とプレイする人の割合は2017年から変化がありませんでした。

高い女性の視聴率

ファンが最も視聴したのはF1公式のeスポーツシリーズで、24.2%が1年以内に視聴しています。他にもグランツーリスモやルマンのシリーズも見られています。やはり若いファンの視聴者が多く、また女性は参加はしないものの視聴率では男性を上回っていました

人気のゲームシリーズ

最も人気なゲームシリーズはF1公式ゲームであり、72.3%のファンが1年以内にF1 2021かF1 2020をプレイしていました。ただ運転するだけではなく、キャリアモードやF1公式と連動したコンテンツなどファンに嬉しいコンテンツが含まれているのが要因でしょうか。増加率としてはForza HorizonやAssetto Corsaが顕著になっています。こちらはシミュレーターとしての側面も強いですが、F1マシン以外のレーシングカーも含めてよりリアルなドライビングを楽しみたい人にとって良い選択肢となっているようです。


というわけで、F1公式のファン意識調査について見てきました。やっぱりそうだよねという結果も意外な結果もあったかもしれません。しかし総合的に言えるのは、スポーツとしての競争性は保ちつつ多面的なエンターテイメント性が求められているということです。激しいコース上でのバトル、ドライバーの人間性、技術競争、実際のレースの外のエンターテイメントなど、考えなければならないことは多くありますが、上手くスポーツとエンターテイメントのバランスを取って運営してくれている、F1、FIAには感謝ですね。

それではまた。

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