こんにちは。
最近色々なものが生産停止や値上げになっている気がします。新型コロナウイルスや自然災害がサプライチェーンに影響を与えているようですが、当たり前なことは当たり前じゃなくなって初めてそのありがたみに気づくんだなあと実感したのでそんなことを書いていきます。
こんにちは。
最近色々なものが生産停止や値上げになっている気がします。新型コロナウイルスや自然災害がサプライチェーンに影響を与えているようですが、当たり前なことは当たり前じゃなくなって初めてそのありがたみに気づくんだなあと実感したのでそんなことを書いていきます。
新型コロナウイルスの感染拡大が私たちの生活に影響を与えているのはそれこそ当たり前というか、誰でも実感していることかと思いますが、ありがたいことに正社員として変わらず働かせてもらっている私にとっては、経済的に大きな影響を受けている実感はありませんでした。しかし、そんな私に衝撃を与えるニュースが年末に2連続で飛び込んできたのです。
私の好きな2大外食チェーンとも言えるマクドナルドとすき家が、それぞれフライドポテトの販売休止と牛丼の値上げを発表したのです。マックは17時以降の夜マックでよくポテナゲ大を頼んでいました。すき家は最近は健康を意識してあまり食べていませんでしたが、一時期はわざわざ隣駅まで歩いて食べに行くほどハマっていました。「あれ、当たり前に食べられる外食も(マックは一時的とはいえ)変わってしまうのかな・・・?」と不安になっています。
マックのポテトについては輸入元のカナダ・バンクーバーでの水害が大きな要因になっているようで、加えてコロナ禍におけるサプライチェーンの不安定さがじゃがいもの安定調達を難しくしているようです。他にもびっくりドンキーやEggs 'n Thingsでもポテトの販売が一時休止されます。
すき家の値上げについては一時的なものではなく、原材料価格や原油価格の高騰を牛丼の供給に影響させないための決断だそうです。2017年10月にも値上げはあったそうでこちらは覚えていないですが、もう少し前にあった値上げのタイミングでは値上げだけではなく丼の大きさも小さくなっていてショックを受けたことを覚えています。
マックとすき家という個人的に身近なものが今回の発表をしたのでショックを受けたのですが、不足という点ではこれらに限らず最近色々なものが不足・値上げしていると感じます。
コロナの流行が始まったタイミングでは、マスクやトイレットペーパーといったものが全国的に不足しました。ただこれは人々の不安によって引き起こされた一時的な需要増加による不足で、すぐに解消しました。
長引いている不足といえば世界的な半導体不足です。これはコロナ前から出ていた問題ではありますが、コロナ禍で家で過ごす人が増えたことで家電やパソコンなどの電子機器の需要が高まり、iPhoneの供給すらままならない状態になっています。スマホなんて突然壊れて必要になったりするものですが、欲しいものが欲しいときにすぐ手に入らないような状況が一部で起きています。
クリスマスケーキを買うときも原材料価格高騰による値上げのお知らせを何度も見ました。普段ケーキはそんなに買わないので個人的な実感としてあるわけではありませんが、原油価格の高騰で小麦粉やイチゴなどの調達価格が上がっているようで、値上げせざるをえない状態だそうです。ドーナツチェーンのミスタードーナツも小麦粉などの価格高騰や物流費の上昇で来年3月に値上げをすると発表しています。
というか、調べると外食や食料品の値上げのニュースはここ数週間でいくらでも出てきます。近所のたこ焼き屋さんでも小麦粉とタコの仕入れ価格が上がるダブルパンチで値上げしていました。それだけサプライチェーンが不安定な状況になってきているということです。コロナ禍で経済が落ち込んで収入の増加は見込めないなか、日常のあらゆるものの価格は上がっていく、こういった苦しい状況はしばらく続きそうだなあとなんとなく感じています。
こういったニュースを見て改めて実感するのは、当たり前に送っている日常生活って様々な物流の上に成り立っているんだなあということです。マックのポテナゲを食べ納めようと販売休止前日の夜にマックに行ったのですが、なんとポテトは売り切れになっていました。それだけ普段食べない人が多く注文しに来て需要予測を超えてしまったということなのでしょうが、逆に考えると毎日全国の大量の店舗で大量のポテトを切らさず販売できるってどういう供給網になっているのでしょうか。生産が追いつかず期間限定販売となっているスーパードライの生ジョッキ缶も、逆に考えると最寄りのコンビニにも入荷されて「あ~もう売り切れだよ」となっているその状況自体すごいことなんだなと思わされます。
生活の便利さについては、生まれてからずっと首都圏周辺の、地方から見ればいわゆる「都会」と呼ばれるところに住んでいるから恵まれている、というのもあるかもしれませんが、こういった当たり前になってしまっている日常生活が日本中、世界中の人々や企業の助けあって成り立っていることを実感すると、当たり前なことに感謝しなければならないと思うわけです。原材料の生産者も、それを運ぶ物流関係者も、それを加工・調理する人も、注文を受けてくれるレジの人も、みんな社会に貢献しているなあと感じると、自分も何か社会に貢献できているだろうかと身が引き締まる思いです。
と、こんなことを考えつつ、今日も美味しい水を飲みながらパソコンに向かい、ブログを書いたりTwitterを見たりゲームをしたりしているわけです。ありがとう、世界。SDGsなんて大げさな目標を掲げなくても、当たり前な日常生活を維持し、こんな当たり前が当たり前じゃない人、当たり前を当たり前にしてくれている人たちを助けたいという気持ちは生まれるものだなあと思いました。
それではまた。