こんにちは。
PayPayボーナス運用のサービスが2022年3月24日から一部有料化されます。条件を満たすと手数料が引かれるようになるという変更ですが、その条件をなるべく満たさないようにするにはどうすればいいか紹介します。
こんにちは。
PayPayボーナス運用のサービスが2022年3月24日から一部有料化されます。条件を満たすと手数料が引かれるようになるという変更ですが、その条件をなるべく満たさないようにするにはどうすればいいか紹介します。
PayPayボーナス運用は、PayPayの支払いやキャンペーン特典で貯まるPayPayボーナスを金融商品の投資に回し運用できるサービスです。運用ポイントは実際の銘柄に合わせて増減するため、自己資金を使わず投資の疑似体験ができます。1円分のPayPayボーナスから始められ、いつでもPayPayボーナスとして取り出せる手軽さから人気を集め、2021年12月時点で500万ユーザーを突破しています。
私もPayPayボーナスを運用しています。PayPay自体はそこまで使うわけではないのですが、日常使いしているVisa LINE Payクレジットカードの支払いでLINEポイントが2%還元されるので、貯まったLINEポイントを全てPayPayボーナスに交換しています。相場を見て運用ポイントを増やそうというよりは単純に増えたらいいなくらいの気持ちでやっているので、PayPayボーナスは貯めずにボーナス運用に自動追加しています。
そんなPayPayボーナス運用ですが、2022年3月24日から一部有料化されることが2021年12月に発表されています。対象となるのはPayPayボーナスから運用ポイントへの交換(運用ポイントの追加)で、運用ポイントからPayPayボーナスへの交換(引き出し)については変更はありません。
運用ポイントへの交換でも100円未満の場合は有料化の対象ではありません。100円以上のPayPayボーナスを運用ポイントへ交換する場合、その額の1%がスプレッドとして差し引かれます。つまり、100円のPayPayボーナスを追加する場合、99円分の運用ポイントになります。2000円のPayPayボーナスを追加する場合、1980円分の運用ポイントになります。
今回の変更の影響を受けやすい人は次のような人たちです。
PayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード)の還元はPayPayボーナスで行われており、還元額はカード利用額の1%です。通常のPayPayの支払いではその都度PayPayボーナスの還元額が計算されますが、クレジットカード利用分の還元については月ごとに計算されるため、100円分を容易に超えやすくなります。
PayPay関連のサービスは、「超PayPay祭」と呼ばれる期間限定で還元率が上がるイベントが頻繁に行われており、欲しい高額商品をそのイベントを待ってまとめて買うという人もいると思います。特定の日に様々な条件を満たすと還元率が20%を超えることも少なくなく、仮に20%だとしても500円の買い物をするだけで還元されるPayPayボーナスが100円を超えてしまいます。
LINE PayのPayPayへの統合に合わせて、LINEポイントのPayPayボーナスへの交換ができるようになりました。PayPayボーナスを自動で運用に回す設定にしている場合、LINEポイントからPayPayボーナスへの交換処理が完了した時点で自動的に運用ポイントに追加されるため、LINEポイントを一度に100ポイント以上交換すると、1%が差し引かれる対象となります。
私はPayPayカードを持っておらずPayPayモールやYahoo!ショッピングもそこまで使わないのですが、LINEポイントの交換に関しては数百ポイントをまとめてやることが多いです。今回の有料化の話が気になっていたのもこれが理由です。
100円以上のPayPayボーナスを一度に交換しようとすると手数料がかかるということなので、工夫すれば手数料を回避することができます。
上述のような人は一度に100円以上のPayPayボーナスを獲得する可能性があるため、それが自動で運用ポイントに交換されないようにする必要があります。
この設定にしたうえで、日々貯まっていくPayPayボーナスを100円を超えない範囲で手動でPayPayボーナス運用に追加していく必要があります。これであれば一度に500円PayPayボーナスが貯まろうが、自分が操作するまでボーナス運用には追加されないため、手数料の発生をコントロールすることができます。
とここまで手数料の発生条件とその回避方法を紹介してきましたが、どこまで自分がこの回避方法を続けるかは正直分かりません。100円以上のPayPayボーナスが付与されることは個人的にはそう多くないですし、LINEポイントからの交換を100ポイントを超えないようにするほうが楽かなと思うからです。
最初は破格の条件でサービス提供していても、安定してくると有料化・改悪するのはよくある流れです。無理に抵抗しないで今まで手数料無しでサービスを提供してくれていたことに感謝すべきかもしれません。この回避方法もすぐに対策されるかもしれませんしね。
余談ですが、PayPayボーナスは2022年4月1日からPayPayポイントへと名称変更されます。名称変更以外特に何か変わるということは無いようですが、「ポイント」というより身近な名称になるのは良い変更かと思います。LINE関連もLINE Pay残高、LINE Payボーナス、LINEポイントなどLINE Payの支払いに使えるものの名称(というか種類)がいくつもあって紛らわしかったですが、LINE Payの支払いで貯まるのはLINEポイントに統一されたので分かりやすくなりました。QRコード決済の普及で複雑化していたキャッシュレス決済まわりは過渡期を終え安定していくのかもしれません。
ちなみにPayPayボーナス運用については、特にPayPayポイント運用に名称が変わるといった発表は今のところありません。サービス名を変えるのは結構な手間ですしこのまま行くのでしょうか。
というわけで、PayPayボーナス運用の一部有料化に備えて手数料を回避する方法を紹介しました。何か変更があるたびにその影響をなるべく受けないように抜け道を探すの、狡猾な感じがしてちょっと気が引けますし手間もかかるのでそこらへんはトレードオフですが、無駄に損をするのももったいないので楽にできる範囲で対策はしていこうと思います。
それではまた。